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2006/04/29

末法燈明記(進行中)

最澄新撰とも偽書とも言われる「末法燈明記」の電子テクスト化に着手した。法然・親鸞・栄西・日蓮等の鎌倉新仏教勢力は、最澄真筆としてそれぞれの主張にこれを引用するが、鎌倉初期以前にこの書がたち現れたことがないのは、偽書の可能性を払拭できない。

また、その記述は、末法理論の解析に始まり、現在(延暦二十年頃)を像法末と規定し、すぐ目前に迫った末法の世にあっての仏者の在り方を述べるに、驚天動地の記述が続く。

持戒の実践は、街中に虎がいない如く、在り得ぬことであり、破戒無戒の僧であっても、世を救う有り難い存在として敬わねばならぬ、国政はそれを制御してはならぬ、そうした教行が失われた世であっても、仏の大慈大悲の信が厳然として存在し、破戒無戒に満ち満ちたその世界でさえも、一本の燈明を持ち続けるというのである。

僕は、その核心部分が鎌倉新仏教の援護射撃になっている点(実際には、それぞれの宗教家は都合のよい部分だけを援用しているのだが)、最澄自身がこれを叙述すべき時代的必然性という点について留保を感じるのである。

それにしても、危ないがゆえに魅力的なこの思想書、僕は、この頂の見えぬ巨峰への登攀を始めることとする。

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