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2006/09/16

南方熊楠 平家蟹の話

南方熊楠の「平家蟹の話」を「やぶちゃんの電子テクスト:小説・評論・随筆篇」に画像付きで公開した。

例によって、神社合祀に関わる爽快痛快名誉毀損罵詈雑言は強烈だ。

しかし、その文中、彼は言う。

「学問は活物で書籍は糟粕だ。」

さらに、熊楠は口角ゲロを飛ばす。

「本邦には板権専有期限の切れるを俟って二、三十年前の洋書を翻訳する外に、たまたま新説を聞き込んでも、昔の公家が歌道を専有したように、博士学士の秘蔵として金にならねば世に弘めず、大金出して講釈の切売りを聞いても二伝三伝の受売りゆえ、多くは形骸のみで精髄を得ず。いわゆる本職の学者に融通の付かぬ鴑才多く、一事を仕出すべき英俊はそのことに必須の智識を心得置くに途なきがゆえに、両方共に両損で終わる。」

僕は、救い難い大凡夫の鴑才と自覚している。何ものをも、私は為し得ない。そんなことは百年前にご承知だ。しかし、大凡夫なればこそ、あらゆる「智」に対して、貪欲且つ謙虚でありたい、と思う。故にこそ、混淆猥雑噴飯反吐如何なる「智」も当然の如く、真摯かつ無条件に共有されねばならないと思うのである。

熊公のこの言葉、僕は僕の言葉として永遠に共有していたい。

最後に剽窃して鬱憤を述べて終わりとしよう。

官人が日傭根性で教育改革とか学校経営刷新とか入りもせぬことに人騒がしをやり、手間賃を取るもその時ばかりで跡を留めず元の木阿弥にもどること、明白なり。

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