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2007/07/06

駿馬問答 伊良子清白

   駿馬問答   伊良子清白

 

    使 者

 

月毛なり連錢なり
丈三寸年五歳
天上二十八宿の連錢
須彌三十二相の月毛
青龍の前脚
白虎の後脚
忠を踏むか義を踏むか
諸蹄の薄墨色
落花の雪か飛雪の花か
生つきの眞白栲
竹を剥ぎて天を指す両の耳のそよぎ
鈴を懸けて地に向ふ讐の目のうるほひ
擧れる筋怒いかれる肉
銀河を倒にして膝に及ぶ鬣
白雲を束ねて草を曳く尾
龍蹄の形驊騮の相
神馬か天馬か
言語道斷希代なり
城主の御親書
戲上達背候ふまじ

 

     駿馬の主

 

曲事仰せ候
城主の執心物に相應はず
夫れ駿馬の來るは
聖代第一の嘉瑞なり
虞舜の世に鳳凰下り
孔子の時に麒麟出るに同じ
理世安民の治略至らず
富國殖産の要術なくして
名馬の所望及び候はず

 

     使 者

 

御馬の具は何々
水干鞍の金覆輪
梅と櫻の螺細は
御庭の春の景色なり
韉の縫物は
飛鳥の孔雀七寶の縁飾
雲龍の大履脊
紗の鞍※(くらおほひ)([やぶちゃん字注:※=(巾+巴)。]
人車記の故實に出で
鐵地の鐙は
一葉の船を形容たり
※鞅鞦は[やぶちゃん字注:※=(革+面)。]

 

大總小總掛け交ぜて
五色の絲の縷絲に
漣組たる連着懸
差繩行繩引繩の
緑に映ゆる唐錦
菱形轡蹄の錢
馬装束の數々を
盡して召されうづるにても
御錠違背候ふか

 

     駿馬の主

 

中々の事に候
駿馬の威德は金銀を忌み候

 

     使 者

 

さらば駿馬の威德
御物語候へ

 

     駿馬の主

 

夫れ駿馬の威德といつば
世の常の口強足駿
笠懸流鏑馬犬追物
遊戲狂言の凡畜にあらず
天竺震旦古例あり
馬は觀音の部衆
雜阿含經にも四種の馬を説かれ
六波羅蜜の功德にて
畜類ながらも菩薩の行
悉陀太子金色の龍蹄に
十丈の鐵門を越え
三界の獨尊と仰がれ給ふ
帝堯の白馬
穆王の八駿
明天子の德至れり
漢の光武は一日に
千里の馬を得
寧王朝夕馬を畫いて
桃花馬を逸せり
異國の譚は多かれども
類稀なる我宿の
一の駿馬の形相は
嘶く聲落日を
中天に回らし
蹄の音星辰の
夜砕くる響あり
躍れば長髪風に鳴て
萬丈の谷を越え
馳すれば鐵脚火を發して
千里の道に疲れず
千斤の鎧百貫の鞍
堅轡強鞭
鎧かろがろ
鞍ゆら/\
轡は儼み碎かれ
鞭はうちをれ
飽くまで肉の硬き上に
身輕の曲馬品々の藝
碁盤立弓杖
一文字杭渡り
教ずして自ら法を得たり
扨又絶険難所渡海登山
陸を行けば平地を歩むが如く
海に入れば扁舟に棹さすに似たり
木曾の御嶽駒ケ嶽
越の白山立山
上宮太子天馬に騎して
梵天宮に至り給ひし富士の峯
高き峯々嶽々
阿波の鳴門穏戸の瀨戸
天龍刀根湖水の渡り
聞ゆる急流荒波も
蹄にかけてかつし/\
肝臆ず驅早し
いつかな馳り越えつべし
そのほか戰場の砌は
風の音に伏勢を覺り
雲を見て雨雪をわきまふ
先陣先驅拔驅間牒
又は合戰最中の時
槍矛箭種ケ島
面をふり躰をかはして
主をかばふ忠と勇は
家子郎等に異ならず
かゝる名馬は奥の牧
吾妻の牧大山木曾
甲斐の黑駒
その外諸國の牧々に
萬頭の馬は候ふとも
又出づべくも侯はず
名馬の鑑駿馬の威德
あゝら有難の我身や候

 

    使 者

 

御物語奇特に候
とう/\城に立歸り
再度の御親書
申し請はゞやと存じ侯

 

    駿馬の主

 

かしまじき御使者候
及もなき御所望候へば
いか程の手立を盡され
いくばくの御書を遊ばされ候ふとも
御料には召されまじ
法螺鉦陣太鼓
旗さし物笠符
軍兵數多催されて
家のめぐり十重二十重
鬨の聲あげてかこみ候ふとも
召料には出さじ
器量ある大將軍にあひ奉らば
其時こそ駒も榮あれ駒主も
道々引くや四季繩の
春は御空の雲雀毛
夏は垣ほの卯花搗毛
秋は落葉の栗毛
冬は折れ伏す蘆毛積る雪毛
數多き御馬のうちにも
言上いたして召され候はん
拝謁申して駿馬を奉らん

 

この篇『飾馬考』『驊留全書』『武器考證』『馬術全書』『鞍鐙之辯』『春日神馬繪圖及解』『太平記』及び巣林子の諸作に憑る所多し敢て出所を明にす[やぶちゃん注:以上の注は底本では全体が一字下げのポイント落ちで三行。]

 

*[やぶちゃん注:以下、底本準拠総ルビ。]

 

   駿馬問答(しゆんめもんだふ)   伊良子清白   

 

    使 者(ししや)

 

月毛(つきげ)なり連錢(れんぜん)なり
丈(たけ)三寸(ずん)年(とし)五歳(さい)
天上(てんじやう)二十八宿(しゆく)の連錢(れんぜん)
須彌(しゆみ)三十二相(さう)の月毛(つきげ)
青龍(せいりゆう)の前脚(まへあし)
白虎(びやくこ)の後脚(うしろあし)
忠(ちゆう)を踏(ふ)むか義(ぎ)を踏(ふ)むか
諸蹄(もろひづめ)の薄墨色(うすゞみいろ)
落花(らつくわ)の雪(ゆき)か飛雪(ひせつ)の花(はな)か
生(はえ)つきの眞白栲(ましろたへ)
竹(たけ)を剥(は)ぎて天(てん)を指(さ)す両(りやう)の耳(みゝ)のそよぎ
鈴(すゞ)を懸(か)けて地(ち)に向(むか)ふ讐(そう)の目(め)のうるほひ
擧(あが)れる筋(すぢ)怒いかれる肉(しゝ)
銀河(ぎんが)を倒(さかしま)にして膝(ひざ)に及(およ)ぶ鬣(たてがみ)
白雲(はくうん)を束(つか)ねて草(くさ)を曳(ひ)く尾(を)
龍蹄(りゆうてい)の形(かたち)驊騮(くわりゆう)の相(さう)
神馬(しんめ)か天馬(てんば)か
言語道斷(ごんごどうだん)希代(きだい)なり
城主(じやうしゆ)の御親書(ごしんしよ)
戲上(けんじやう)達背(ゐはい)候(さふら)ふまじ

 

     駿馬(しゆんめ)の主(ぬし)

 

曲事(くせごと)仰(あふ)せ候(さふらふ)
城主(じやうしゆ)の執心(しゆうしん)物(もの)に相應(ふさ)はず
夫(そ)れ駿馬(しゆんめ)の來(きた)るは
聖代(せうだい)第(だい)一の嘉瑞(かずゐ)なり
虞舜(ぐしゆん)の世(よ)に鳳凰(ほうわう)下(くだ)り
孔子(こうし)の時(とき)に麒麟(きりん)出(いづ)るに同(おな)じ
理世安民(りせいあんみん)の治略(ちりやく)至(いた)らず
富國殖産(ふこくしよくさん)の要術(えうじゆつ)なくして
名馬(めいば)の所望(しよまう)及(およ)び候(さふら)はず

 

     使 者(ししや)

 

御馬(おんうま)の具(ぐ)は何々(なに/\)
水干鞍(すゐかんくら)の金覆輪(きんぷくりん)
梅(うめ)と櫻(さくら)の螺細(かながひ)は
御庭(おには)の春(はる)の景色(けしき)なり
韉(あをり)の縫物(ぬひもの)は
飛鳥(ひてう)の孔雀(くじやく)七寶(はう)の縁飾(へりかざり)
雲龍(うんりゆう)の大履脊(おほなめ)
紗(きぬ)の鞍※(くらおほひ)([やぶちゃん字注:※=(巾+巴)。]
人車記(じんしやき)の故實(こじつ)に出(い)で
鐵地(かなぢ)の鐙(あぶみ)は
一葉(えう)の船(ふね)を形容(かたどつ)たり
※(おもがひ)鞅(むながひ)鞦(しりがひ)は[やぶちゃん字注:※=(革+面)。]
大總(おほぶさ)小總(こぶさ)掛(か)け交(ま)ぜて
五色(しき)の絲(いと)の縷絲(よりいと)に
漣(さゞなみ)組(うつ)たる連着(れんぢやくかけ)懸
差繩(さしなは)行繩(やりなは)引繩(ひきなは)の
緑(みどり)に映(は)ゆる唐錦(からにしき)
菱形轡(ひしがたくつわ)蹄(ひづめ)の錢(かね)
馬装束(うまそうぞく)の數々(かず/\)を
盡(つく)して召(め)されうづるにても
御錠違背(ごじやうゐはい)候(さふら)ふか

 

     駿馬(しゆんめ)の主(ぬし)

 

中々(なか/\)の事(こと)に候(さふらふ)
駿馬(しゆんめ)の威德(ゐとく)は金銀(こんごん)を忌(い)み候(さふらふ)

 

     使 者(ししや)

 

さらば駿馬(しゆんめ)の威德(ゐとく)
御物語(おんものがたり)候(さふら)へ

 

     駿馬(しゆんめ)の主(ぬし)

 

夫(そ)れ駿馬(しゆんめ)の威德(ゐとく)といつば
世(よ)の常(つね)の口強(くちごは)足駿(あしばや)
笠懸(かさがけ)流鏑馬(やぶさめ)犬追物(いぬおふもの)
遊戲狂言(いうぎきやうげん)の凡畜(ぼんちく)にあらず
天竺震旦(てんぢくしんだん)古例(これい)あり
馬(うま)は觀音(くわんおん)の部衆(ぶしゆう)
雜阿含經(ぞうあごんぎやう)にも四種(しゆ)の馬(うま)を説(と)かれ
六波羅蜜(はらみつ)の功德(くどく)にて
畜類(ちくるゐ)ながらも菩薩(ぼさつ)の行(ぎやう)
悉陀太子(しつたたいし)金色(こんじき)の龍蹄(りゆうてい)に
十丈(ぢやう)の鐵門(てつもん)を越(こ)え
三界(ぐわい)の獨尊(どくそん)と仰(あふ)がれ給(たま)ふ
帝堯(ていげう)の白馬(はくば)
穆王(ぼくわう)の八駿(しゆん)
明天子(めいてんし)の德(とく)至(いた)れり
漢(かん)の光武(くわうぶ)は一日(じつ)に
千里(り)の馬(うま)を得(え)
寧王(ねいわう)朝夕(てうせき)馬(うま)を畫(ゑが)いて
桃花(とうくわ)馬(ば)を逸(いつ)せり
異國(いこく)の譚(はなし)は多(おほ)かれども
類稀(たぐひまれ)なる我宿(わがやど)の
一(いち)の駿馬(しゆんめ)の形相(ぎやうさう)は
嘶(いなゝ)く聲(こゑ)落日(らくじつ)を
中天(ちゆうてん)に回(めぐ)らし
蹄(ひづめ)の音(おと)星辰(せいしん)の
夜(よる)砕(くだ)くる響(ひゞき)あり
躍(をど)れば長髪(ちやうはつ)風(かぜ)に鳴(なつ)て
萬丈(ぢやう)の谷(たに)を越(こ)え
馳(は)すれば鐵脚(てつきやく)火(ひ)を發(はつ)して
千里(り)の道(みち)に疲(つか)れず
千斤(きん)の鎧(よろひ)百貫(くわん)の鞍(くら)
堅轡(かたぐつわ)強鞭(つよむち)
鎧(よろひ)かろがろ
鞍(くら)ゆら/\
轡(くつわ)は嚙(か)み碎(くだ)かれ
鞭(むち)はうちをれ
飽(あ)くまで肉(しゝ)の硬(かた)き上(うへ)に
身輕(みがる)の曲馬(きよくば)品々(しなじな)の藝(わざ)
碁盤立(ごはんだち)弓杖(ゆんづゑ)
一文字(もんじ)杭渡(くひわた)り
教(をしヘ)ずして自(おのづか)ら法(はふ)を得(え)たり
扨又(さてまた)絶険難所渡海登山(ぜつけんなんじよとかいとざん)
陸(くが)を行(ゆ)けば平地(へいち)を歩(あゆ)むが如(ごと)く
海(うみ)に入(い)れば扁舟(へんしう)に棹(さを)さすに似(に)たり
木曾(きそ)の御嶽(おんたけ)駒(こま)ケ嶽(だけ)
越(こし)の白山(しらやま)立山(たてやま)
上宮太子(じやうぐうたいし)天馬(てんま)に騎(き)して
梵天宮(ぼんてんきう)に至(いた)り給(たま)ひし富士(ふじ)の峯(みね)
高(たか)き峯々(みね/\)嶽々(たけだけ)
阿波(あは)の鳴門(なる)穏戸(おんど)の瀨戸(せと)
天龍(てんりゆう)刀根(とね)湖水(こすゐ)の渡(わた)り
聞(きこ)ゆる急流(きふりう)荒波(あらなみ)も
蹄(ひづめ)にかけてかつし/\
肝(かん)臆(おぢ)ず驅(かけ)早(はや)し
いつかな馳(かけ)り越(こ)えつべし
そのほか戰場(せんぢやう)の砌(みぎり)は
風(かぜ)の音(おと)に伏勢(ふせぜい)を覺(さと)り
雲(くも)を見(み)て雨雪(うせつ)をわきまふ
先陣先驅(せんぢんさきがけ)拔驅(ぬけがけ)間牒(しのび)
又(また)は合戰最中(かつせんもなか)の時(とき)
槍(やり)矛(ほこ)箭(や)種(たね)ケ島(しま)
面(めん)をふり躰(たい)をかはして
主(しゆ)をかばふ忠(ちゆう)と勇(ゆう)は
家子郎等(いへのこらうどう)に異(こと)ならず
かゝる名馬(めいば)は奥(おく)の牧(まき)
吾妻(あづま)の牧(まき)大山(だいせん)木曾(きそ)
甲斐(かひ)の黑駒(くろごま)
その外(ほか)諸國(しよこく)の牧々(まき/\)に
萬頭(とう)の馬(うま)は候(さふら)ふとも
又(また)出(い)づべくも侯(さふら)はず
名馬(めいば)の鑑(かゞみ)駿馬(しゆんめ)の威德(ゐとく)
あゝら有難(ありがた)の我身(わがみ)や候(さふらふ)

 

    使 者(ししや)

 

御物語(おんものがたり)奇特(きとく)に候(さふらふ)
とう/\城(しろ)に立歸(たちかへ)り
再度(さいど)の御親書(ごしんしよ)
申(まう)し請(こ)はゞやと存(ぞん)じ侯(さふらふ)

 

    駿馬(しゆんめ)の主(ぬし)

 

かしまじき御使者(おんしゝや)候(さふらふ)
及(および)もなき御所望(ごしよまう)候(さふら)へば
いか程(ほど)の手立(てだて)を盡(つく)され
いくばくの御書(おんふみ)を遊(あそ)ばされ候(さふら)ふとも
御料(おんれう)には召(め)されまじ
法螺(ほら)鉦(かね)陣太鼓(ぢんだいこ)
旗(はた)さし物(もの)笠符(かさじるし)
軍兵(ぐんびやう)數多(あまた)催(もよほ)されて
家(いへ)のめぐり十重二十重(とへはたへ)
鬨(とき)の聲(こゑ)あげてかこみ候(さふら)ふとも
召料(めしれう)には出(いだ)さじ
器量(きりやう)ある大將軍(たいしやうぐん)にあひ奉(まつ)らば
其時(そのとき)こそ駒(こま)も榮(はえ)あれ駒主(こまぬし)も
道々(みち/\)引(ひ)くや四季繩(しきなは)の
春(はる)は御空(みそら)の雲雀毛(ひばりげ)
夏(なつ)は垣(かき)ほの卯花搗毛(うのはなつきげ)
秋(あき)は落葉(おちば)の栗毛(くりげ)
冬(ふゆ)は折(を)れ伏(ふ)す蘆毛(あしげ)積(つも)る雪毛(ゆきげ)
數多(かずおほ)き御馬(おんうま)のうちにも
言上(ごんじやう)いたして召(め)され候(さふら)はん
拝謁(はいえつ)申(まう)して駿馬(しゆんめ)を奉(たてまつ)らん

 

この篇(へん)『飾馬考(かざりうまかんがへ)』『驊留全書(くわりうぜんしよ)』『武器考證(ぶきかうしよう)』『馬術全書(はじゆつぜんしよ)』『鞍鐙之辯(くらあぶみのべん)』『春日神馬繪圖及解(かすがしんばゑづおよびげ)』『太平記(たいへいき)』及(およ)び巣林子(さうりんし)の諸作(しよさく)に憑(よ)る所(ところ)多(おほ)し敢(あへ)て出所(しゆつしよ)を明(あきらか)にす[やぶちゃん注:以上の注は底本では全体が一字下げのポイント落ちで三行。]

 

 

この詩はエクウス・フリークの御仁には答えられないものであろう。

 

これをもって、伊良子清白「孔雀船」全巻の終わり! これより、HP正式公開のための最終校訂作業に入る。

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