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2012/01/04

鈴木しづ子 三十三歳 昭和二十七(一九五二)年八月二十九日附句稿百八句より(1) 自死暗示二十句

 夏を過しつ死といふことがめあてにて

 いつでも死ねるグラヂオラスは咲きのぼり

 死ぬるべきの藥ぞ箱裏む

 劇藥の劇と銘うち暑氣極む

 こん致死量の吾にあやまたさることを

 歩一歩死へ近づき暑氣極む

 秋たちぬ情死希いしことはむかし

 雪はげし共に死すべく誓ひしことし

 人死して降りしきるなり牡丹雪

 雪霏々と愛は濃くなるばかりなり

 雪霏々と吾らが一人死なせけり

 吾らが愛雪くれないの染まむほど

 雪こんこんおのが致死量まがふなし

 月涼したんたんとして死を待てば

 死にどこおろここゑがくや月に雲

 ひつそりと死なむコスモス地を匍ひ

 おのが死してのちの世を想ふ

 死に神誘ふにあらず月澄みて

 秋燈下粉末白く毒含む

 夏らんらんいつでも死ねる藥を持ち

 表記の不審なものもあるがすべてママである。
 ……しづさん……もういいでしょう……この頃から、巨湫はすっかりあなたが自死するかも知れないと思っていますよ……実際に彼は『樹海』同人の主だった者に、あなたの自殺の可能性を仄めかしてもいますから……しかし、ね……私は……しづさん……あなたは自殺なんかしていないね……それは私の願望なんぞを遙かに超えたものとして……不思議な確信に近い実感として……今もある、のですよ……

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