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2013/11/21

日本その日その日 E.S.モース(石川欣一訳) 第九章 大学の仕事 7 上野東照宮神嘗祭を真直に見るⅡ

M229


図―229

 楽師その他すべての人々が坐っているので、我々も、脚は恐しく痛かったが、出来るだけうまく、坐るような風をしていた。然しこの光景は、たしかに興味が深かった。式が済むと、外廊にいた会衆は立ち上って、寺院の床を横切り、階段を下りて通路へ行った。神官は丁寧な態度で、我々に従えと招いた。寺の外側には細長い卓子(テーブル)があり、その上には四角い常に四角いお盆が乗った、軽い木の物置台が置いてあった。お盆の中には、各種の食品のお供物を入れた、釉薬をかけぬ皿があり、その前には、地面の上に、より大きなお盆があった。この、美しい漆器をつくる国で、白木の盆、机、その他の家具を見ると、まことによい感じを与えられる。この、絵具も漆も塗らぬ木と、釉薬をかけぬ陶器を使用するというのが、神道の法式なのである(図229)。神官が我々各各に酒を一杯呉れたが、それは今迄私が飲んだ酒の中で一番美味だった。盃は素焼の陶器で、中心に徳川家の紋章が浮き上っている。また、これも徳川の紋を捺した紅白二枚の煎餅も貰った。徳川家は、この寺院の保護者なのである。かくて我々は、神道の信仰の聖餐拝受につらなった。キリスト教の宣教師たちは、我我が偶像崇拝をやっていたと考えることであろうが、神官が我々を招き入れた程に寛裕であった以上は、我々も彼等同様に、宗教的の頑迷固陋から自由であり得る。
[やぶちゃん注:モースのキリスト教嫌い炸裂!]

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