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2013/11/28

日本その日その日 E.S.モース(石川欣一訳) 第十章 大森に於る古代の陶器と貝塚 6 モースの自室


M252


図―252

 

 図252で私は私の部屋の写生を示す。これは長い、素敵な部屋で、事実長さ三十フィートの応接間であり、この後は畳み扉でしきられて食堂になっているが、私は寝室に使っている。学生洋燈(ランプ)の乗っている卓(テーブル)または机で、私は日記や手紙を書き、次の机は雑物置として使用するのだが、どうした訳やら、他の卓もそれ等に属さぬいろいろな品物をのせて了う。一番遠方の丸い卓は、貝塚に関する仕事と、その問題に就ての若干の記銀との為に保留してある。隅にある机は、私の科学的の覚書全部と、腕足類に関して私がやっている特別な研究とを含有しているので、私は必要に応じて洋燈を一つの卓から他へと持って廻る。この部屋では毎夜、全然訪問者に邪魔されることなしに書き続ける。戸外は完全な平和と静寂とが支配する。事実、耳に入る唯一の物音は、いささか酒に酔って、景気のよくなった男の歌う、調子の高い音が、遠くから響く丈である。日本人は酒に酔うと、アングロ・サクソンやアイルランド人、殊に後者が、一般的に喧嘩がしたくなるのと違って、歌い度くなるらしい。

[やぶちゃん注:図252の左手の壁をご覧になられたい。ここに掛けられているのは間違いなく「第八章 東京に於る生活」の後半(ブログ標題「第八章 東京に於る生活 16 驚愕の籠細工)で彼が手に入れた籠細工の図213のバッタ、図214のトンボ、図215のキノコである!

「三十フィート」九・一四メートル]

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