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2014/02/25

萩原朔太郎「ソライロノハナ」より「若きウエルテルの煩ひ」(5)

     白百合の君と別れし夜

     よめる

み別れに奉る夜のましろ百合

君を一人の姉とも知れな

 

君は去りぬ殘るはわれと小さき世の

月も月かは花は花かは

 

[やぶちゃん注:朔太郎満十六歳の時、『文庫』第二十四巻第三号(明治三六(一九〇三)年十月発行)に「上毛 美棹」名義で掲載された九首の三首目、

 君は去りぬ殘るは吾と小さき世の月も月かは花は花かは

と分かち書きを除けば相同歌。]

 

その舟よ我等が棹にとゞめあへず

ついに空しく流れて去りにき

 

[やぶちゃん注:「ついに」はママ。]

 

大御代はこゝに美し春は戀に

かたちどられて咲く櫻花

 

足んぬ智はあへて願ふ歌の幸(さち)

來ん世思はずいらず桂も

 

[やぶちゃん注:朔太郎満十七歳の時の『文庫』第二十五巻第六号(明治三七(一九〇四)年四月発行)に「上毛 萩原美棹」名義で掲載された九首の六首目、

 足んぬ智は、敢えてしねがふ歌の幸。來む世思はず、欲らず桂も。

の類型歌。]

 

才(ざえ)たらで御國はぐゝむ歌もなし

身は弱うしてよる胸もなし

 

[やぶちゃん注:朔太郎満十六歳の時の、『明星』卯年第十一号・明治三六(一九〇三)年十一月号の「紗燈涼語」欄に「萩原美棹(上毛)」の名義で掲載された三首の第二首目、

 かよわくて御國(みくに)はぐくむ歌もなし身は孤獨(ひとり)にてようる胸もなし

の類型歌。]

 

この戀よ亂れて末は知らなくに

おどろにまとふ紅づたのごと

 

[やぶちゃん注:朔太郎満十七歳の時の、『文庫』第二十四巻第六号・明治三六(一九〇三)年十二月に「上毛 萩原美棹」の名義で掲載された十四首の十一首目、

 この戀よ、亂れて末は知らなくに、おどろにまとふ紅づたのごと。

の表記違いの相同歌。]

 

草に伏して美しひとは泣きもやまず

別れもあへず野は暮れせまる

 

[やぶちゃん注:前歌と同じく、『文庫』第二十四巻第六号・明治三六(一九〇三)年十二月に「上毛 萩原美棹」の名義で掲載された十四首の十一首目、

 草に伏して美し人は泣きもやまず、別れもあへず、野はくれせまる。

の表記違いの相同歌。]

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