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2014/07/26

萩原朔太郎「ソライロノハナ」より「うすら日」(3) けふのうた(全) /「ソライロノハナ」短歌部全電子化終了

 けふのうた

 

すさみたる女の顏の白粉か

酒に醉ひたるのちのこゝろか

 

われは尚生きて居たりき氣まぐれに

折から歌を詠みいでしため

 

むくむくと煙たちのぼり玉手箱

わがたのめごと消えはてにけり

 

[やぶちゃん注:原本では上句が「むくむくと煙たりのぼり玉手箱」であるが、意味が取れない。校訂本文を採る。]

 

一(ぴん)となげよ兔にも角にもすてばちの

このさいころを轉がしてみよ

 

        こゝろ惱ましく狂ほし

とんがらしくるりくるりとめぐる日は

眼にいたいたし泣け泣け咲二

 

[やぶちゃん注:前書は原本は「こゝろ腦ましく狂ほし」。誤字と断じて訂した。校訂本文も「惱」とする。「くるりくるり」及び「いたいたし」の「いたいた」の後半は原本では踊り字「〱」。この踊り字使用は「ソライロノハナ」の中で特異点で、しかも同一歌の中に二箇所使われている点でもこれは確信犯で、この時の朔太郎にとってはこのスラーのような踊り字が、「こゝろ惱ましく狂ほし」の内在律を示すための音楽記号のようなものででもあったのかも知れない。

「咲二」は萩原朔太郎が二十二~二十六歳頃に盛んに作歌していた頃の雅号。]

 

かへろかへろ山(さん)しよ太夫の赤面か

やんまとんぼか飛べ飛べきちがひ

 

きちがひのうすら笑ひに茜(あかね)さし

いなごの如く鳳仙花とぶ

 

ひとゝこを見つめて居れよ日は照れよ

くるりくるりとめぐれひぐるま

 

[やぶちゃん注:いつもと同じく、最後の一首の次行に、前の「めぐれひぐるま」の「め」の左位置から下方に向って、最後に以前に示した黒い二個の四角と長方形の特殊なバーが配されて、「けふのうた」歌群の終了を示している。

 本歌群を以って「ソライロノハナ」全巻が終了する。]



 私は既に「ソライロノハナ」の内、
をブログにて電子化しているので参照されたい。

これより「ソライロノハナ」総ての電子化に向けて、残るわずかな箇所を電子化、最終的にサイトに完全版「ソライロノハナ」を公開する作業に入る。

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