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2014/10/11

日本その日その日 E.S.モース(石川欣一訳) 第十五章 日本の一と冬 モース盆栽枯木に花の咲くを見て驚愕せる語(こと)

M500

図―500

M501

図―501

 

 この季節(一月)に見受ける、矮生の梅の木には驚かされる。招待されて庭園へ行くと、いろいろな大きさの植木鉢の中に、枯死した株と思われる、蕾も芽も、けはいだに見せぬ、異色の木塊がある。数週間後、再びその庭を訪れると、これ等の黒い珠から、最も美しい花をつけ、緑の葉はまるで無い、長くてすんなりした枝が出ている。かかる、何ともいえず美しい色をした花と、それを生じる、黒くて見受ける所枯れた株との対照を見る人には、このような奇観をつくり出し得る庭園師の技巧に、吃驚(びっくり)せざるを得ない。図500に示すものは、樹齢四十年である。これは、このように生長するべく、訓練されている。あたたかい場所にかこっておくので、戸外に於る木よりも、余程早く花が咲く。松の木もまた図501のように、太い松の木から葉を出すように仕立てられるが、普通の矮生樹は、高さ三フィートの、百年にもなる本当の松で、枝でも何でもある。

[やぶちゃん注:「かかる、何ともいえず美しい色をした花と、それを生じる、黒くて見受ける所枯れた株との対照を見る人には、このような奇観をつくり出し得る庭園師の技巧に、吃驚(びっくり)せざるを得ない。」やや日本語としておかしい。

「かかる、何ともいえず、美しい色をした花と、それを生じるところの――黒くて、見受けるところ、枯れた――株との、その対照を見る人は、このような奇観をつくり出し得る庭園師の技巧に、吃驚せざるを得ない。」

とすべきところであろう。

「三フィート」九十一センチメートル。]

 
 二月二十八日。梅の真盛りである。この花は普通濃い桃色か薔薇(ばら)色で、いい香をはなつ。行商人は売物の梅の小枝や枝を持って、家から家を歩き廻る。

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