フォト

カテゴリー

サイト増設コンテンツ及びブログ掲載の特異点テクスト等一覧(2008年1月以降)

The Picture of Dorian Gray

  • Sans Souci
    畢竟惨めなる自身の肖像

Alice's Adventures in Wonderland

  • ふぅむ♡
    僕の三女アリスのアルバム

忘れ得ぬ人々:写真版

  • 縄文の母子像 後影
    ブログ・カテゴリの「忘れ得ぬ人々」の写真版

Exlibris Puer Eternus

  • 吾輩ハ僕ノ頗ル氣ニ入ツタ教ヘ子ノ猫デアル
    僕が立ち止まって振り向いた君のArt

SCULPTING IN TIME

  • 熊野波速玉大社牛王符
    写真帖とコレクションから

Pierre Bonnard Histoires Naturelles

  • 樹々の一家   Une famille d'arbres
    Jules Renard “Histoires Naturelles”の全挿絵

僕の視線の中のCaspar David Friedrich

  • 海辺の月の出(部分)
    1996年ドイツにて撮影

シリエトク日記写真版

  • 地の涯の岬
    2010年8月1日~5日の知床旅情(2010年8月8日~16日のブログ「シリエトク日記」他全18篇を参照されたい)

氷國絶佳瀧篇

  • Gullfoss
    2008年8月9日~18日のアイスランド瀧紀行(2008年8月19日~21日のブログ「氷國絶佳」全11篇を参照されたい)

Air de Tasmania

  • タスマニアの幸せなコバヤシチヨジ
    2007年12月23~30日 タスマニアにて (2008年1月1日及び2日のブログ「タスマニア紀行」全8篇を参照されたい)

僕の見た三丁目の夕日

  • blog-2007-7-29
    遠き日の僕の絵日記から
無料ブログはココログ

« 甲子夜話卷之一 37 井伊家馬場の事 | トップページ | 大和本草卷之十四 水蟲 介類 蓼蠃 »

2015/05/24

譚海 卷之一 攝州多田にて溺死の者蘇生さする法の事

 攝州多田にて溺死の者蘇生さする法の事

○攝州多田にて溺死の人を治(じ)せし事。先(まづ)死人を女牛(めうし)の背にうつぶけにくゝり付(つけ)、牛のしりをたゝけば牛おどりありく、その度ごとに死人のはらをおさるゝ故、口鼻より水を出す也。さてよく水を出し置(おき)てのち、牛の背よりとき卸(おろ)し、死人をわらの次の上に寢させ、前後よりわらをたきてあたゝむれば、息をふきかへす。氣付(きつけ)の藥などあたへ、粥抔すゝめ療治せしに、しばらくして蘇生せしとぞ。

[やぶちゃん注:思うに、これは実際には溺れて多量の水を飲む前に心臓麻痺を起して一時的に心肺停止状態になった者を、暴れる牝牛の背に乗せ、そこで与えた衝撃が心肺機能を回復させたように見える。即ち、ロディオが一種のAED(自動体外式除細動器:Automated External Defibrillator)の役割をしたのではなかったか。因みに、多くの溺死は実際には心臓麻痺によるものではなく、耳管に流れ込んだ水の圧によって耳の三半規管を取り囲む錐体骨が骨折し、その錐体内出血によって平衡感覚が喪失した結果、遊泳不能となって溺れることが知られている。そこでは必ず耳からの出血が見られる。

「攝州多田」摂津国多田庄。旧兵庫県川辺郡多田村で、現在の川西市の中部多田地区。]

« 甲子夜話卷之一 37 井伊家馬場の事 | トップページ | 大和本草卷之十四 水蟲 介類 蓼蠃 »