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2015/06/13

橋本多佳子句集「命終」  昭和三十三年 白鳥行

   白 鳥 行

 

汽罐車のよこがほ寒暮裏日本

 

雪の駅ピアノ木箱を地膚の上

 

野の雪雲集(よ)りて仕へて白大山(はくたいせん)

 

駅炉の煖盗む白鳥行に暮れ

 

白鳥を恋へる眼に鳶鷗翔つ

 

風颯々白鳥の鋭目(とめ)切れ長に

 

尻重き翔ちぎまの鴨白鳥湖

 

白鳥渡来日本の白嶽瘦せ

 

雪嶽越ゆ白鳥の白勝ちて

 

日の寵は白鳥にのみ鴨翔ける

 

漁る白鳥主婦は下身に雪の泥

 

「レダ」の白鳥出雲白鳥像かさね

 

低雲の一日駅夫と白鳥と

 

月ある闇白鳥光は寄りあひて

 

楫(かぢ)の音夜目の白鳥追はれゐる

 

一夜吾に近寝(ちかね)の白鳥ゐてこゑす

 

[やぶちゃん注:底本年譜の昭和三三(一九五八)年の条に、『一月ごろ宍道湖の白鳥を見に、清子同伴で松江に行く。松江の岩田屋旅館に泊まる。しかし』白鳥(年譜には『白馬』とあるがまさに「烏焉馬(うえんま)の誤り」であろう)『は松江にはいず、松江の近くの入り江秋鹿(あしか)で十数羽を見る。夜も見たく、夜の鳴き声も聞きたく、湖岸にある秋鹿荘という公務員の寮に行くが、公務員で無いので断られる。どうしても一泊したく、公務員で俳人の西村青渦(裁判官)に気がつき、電話連絡、その尽力により許可される。ここでは湖際に親しく白鳥を見ることが出来た』とある。]

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