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2016/04/18

和漢三才圖會卷第五十二 蟲部 斑猫

Hanmyou

はんめう  斑蝥  盤蝥

斑猫   龍蚝  斑蚝

      【蝥刺也言

       毒如矛刺

       也俗訛爲

       斑猫】

パン ミヤウ

 

本綱此一蟲五變二三月在芫花上呼爲芫青四五月在

王不留行草上即爲王不留行蟲六七月在葛花上爲葛

上亭長八九月在豆花上即爲斑蝥九十月復還地蟄即

呼爲地膽皆有大毒【靛汁黃連黒豆葱茶能解其毒】班蝥大如巴豆甲上

有黃黒斑點嘴尖處有一小赤點其尾後惡氣臭不可聞

故其入藥亦專走下竅利小便蝕下敗物

按人食豆葉者能擇取宜浄洗恐有斑猫毒夏秋出於

 圃園飛道衢五六尺而止止則必顧看但倭斑蝥毒不

 如外國者之甚也蓋有古方藥用之者然不可輕用也

 

 

はんめう  斑蝥〔(はんめう)〕  盤蝥〔(はんめう)〕

斑猫   龍蚝〔(りゆうし)〕  斑蚝〔(はんし)〕

      【「蝥〔(めう)〕」は「刺〔(し)〕」なり。言ふ心は、毒、矛〔の〕刺〔(し)〕のごと〔きなれば〕なり。俗に、訛りて「斑猫〔(はんみやう)〕」と爲す。】

パン ミヤウ

 

「本綱」に、此の一蟲、五たび變ず。二・三月、芫花〔(げんくわ)〕の上に在り、呼びて「芫青〔(げんせい)〕」と爲す。四・五月、王不留行草〔(わうふりゆうぎやうさう)〕の上に在り、即ち、「王不留行蟲」と爲す。六・七月、葛の花の上に在り、葛上亭長〔(かつじやうていちやう)〕と爲す。八・九月、豆の花の上に在り、即ち、「斑蝥」と爲す。九・十月、復た地に還りて蟄〔(あなごもり)す。即ち、呼んで「地膽〔(ぢたん)〕」と爲す。皆、大毒、有り【靛〔(あい)〕の汁・黃連〔(わうれん)〕・黒豆・葱・茶、能く其の毒を解す。】。班蝥は大いさ、巴豆〔(はづ)〕のごとく、甲の上に黃黒の斑點、有り。嘴の尖り、處〔(そこ)〕に一〔つの〕小〔さき〕赤〔き〕點、有り。其の尾の後は惡氣臭〔(わるくさ)〕くして聞(か)ぐべからず。故、其れ、藥に入れても、亦た、專ら、下〔の〕竅〔(あな)〕に走り、小便を利し、敗物を蝕下〔(しよくげ)〕す。

按ずるに、人、豆の葉を食ふ者、能く擇〔(えら)み〕取りて宜しく浄く洗ふべし。恐らくは斑猫の毒、有らんか。夏・秋、圃園〔(ほえん)〕を出でて、道の衢(ちまた)に飛んで、五、六尺にして止まる。止まる時は、則ち、必ず、顧(かへ)り看(み)る。但し、倭の斑蝥は、毒、外國の者の甚しきには如(し)かざるなり。蓋し、古への方藥に之れを用ひる者、有り。然れども輕々しく用ふべからず。

 

[やぶちゃん注:まず「本草綱目」所載の「斑蝥(ハンメウ)」(蟲之二・卵生類)と良安の言う、毒が弱いとする本邦の「はんめう」とを厳然と区別して考えなくてはならない。時珍が「本草綱目」で挙げる強毒性のそれを含む昆虫類は、真正の「ハンミョウ」類ではない、

鞘翅(コウチュウ)目Cucujiformia 下目ゴミムシダマシ上科ツチハンミョウ科 Meloidae に属するツチハンミョウ(土斑猫)類

であることを認識することが肝心である。ウィキの「ツチハンミョウによれば、『有毒昆虫として、またハナバチ類』(膜翅(ハチ)目細腰(ハチ亜)目ミツバチ上科 Apoidea に属するハナバチ(Anthophila)の類)『の巣に寄生する特異な習性をもつ昆虫として知られ』、『成虫の出現時期は種類にもよるが、春に山野に出現する』ツチハンミョウ亜科Meloe属『マルクビツチハンミョウ Meloe corvinusなどが知られる。全身は紺色の金属光沢があり、腹部は大きくてやわらかく前翅からはみ出す。動きが鈍く、地面を歩き回る』。『触ると死んだ振り(偽死)をして、この時に脚の関節から黄色い液体を分泌する。この液には毒成分カンタリジンが含まれ、弱い皮膚につけば水膨れを生じる。昆虫体にもその成分が含まれる。同じ科のマメハンミョウもカンタリジンを持ち、その毒は忍者も利用した。中国では暗殺に用いられたともいわれる。一方で、微量を漢方薬としても用い、イボ取り・膿出しなどの外用薬や、利尿剤などの内服薬とされた』(下線はやぶちゃん。以下、同じ)。カンタリジン(cantharidin)について一言言っておくと、エーテル・テルペノイドに分類される有機化合物の一種でカルボン酸無水物を含む構造を持つ毒物で、含有する昆虫が属する鞘翅目多食(カブトムシ)亜目ホタル上科ジョウカイボン(浄海坊:平清盛の出家名に由来するという)科(Cantharidae)に因んで命名され、一八一〇年に初めて単離された有毒物質である。昇華性がある結晶で、水には殆んど溶けず、皮膚に附着すると痛みを感じ、水疱が生じる。ツチハンミョウ・ジョウカイボン類の他、鞘翅目多食(カブトムシ)亜目ゴミムシダマシ上科カミキリモドキ科Oedemeridaeのカミキリモドキ類・多食(カブトムシ)亜目アリモドキ科 Anthicidae のアリモドキ類・多食(カブトムシ)亜目ハネカクシ下目ハネカクシ上科ハネカクシ科 Staphylinidaeハネカクシ類などの甲虫類が分泌する体液に含まれ、本邦では夜間に灯火に飛来する甲虫目カミキリモドキ科ナガカミキリモドキ属アオカミキリモドキ Xanthochroa waterhousei による水疱性皮膚炎による事故が多い。ヨーロッパに分布するゴミムシダマシ上科ツチハンミョウ科ツチハンミョウ亜科 Lyttini 族ミドリゲンセイ属スパニッシュフライ Lytta vesicatoria(本種を服用すると、含まれているカンタリジンが尿中に排泄される過程で尿道附近の血管を拡張させて充血を引き起こし、これが性的興奮に似ることから、西洋では古くから催淫剤として用いられてきた歴史があり、「スパニッシュフライ」はそうした媚薬や暗殺事件及び自殺事件の中にその名をよく見かける。芥川龍之介も晩年、これを所有する盟友で画家の小穴隆一に所望している。私のこちらのブログ記事をどうぞ)、ジョウカイボン科カンタリス・ウェシカトリア Cantharis vesicatoria、本邦に棲息するツチハンミョウ科ツチハンミョウ亜科マメハンミョウ族マメハンミョウ属マメハンミョウ Epicauta gorhami などがカンタリジンを持つ昆虫として知られる。ツチハンミョウは『「ハンミョウ」と名がついているが、ハンミョウとは別の科』に属する(真正の「ハンミョウ」類は鞘翅目食肉(オサムシ)亜目オサムシ科 Carabidae 或いはその下位タクサであるハンミョウ亜科 Cicindelinae 或いはそれ以下の Cicindelini Cicindelina 亜族ハンミョウ属 Cicindela に属する)。『しかし、ハンミョウの方が派手で目立つこと、名前が似ていることから、混同される場合がある』。『マルクビツチハンミョウなどは、単独生活するハナバチ類の巣に寄生して成長する』。『雌は地中に数千個の卵を産むが、これは昆虫にしては非常に多い産卵数である。孵化した一齢幼虫は細長い体によく発達した脚を持ち、草によじ登って花の中に潜り込む。花に何らかの昆虫が訪れるとその体に乗り移るが、それがハナバチの雌であれば、ハチが巣作りをし、蜜と花粉を集め、産卵する時に巣への侵入を果たすことができる』。『また、花から乗り移った昆虫が雄のハナバチだった場合は雌と交尾するときに乗り移れるが、ハナバチに乗り移れなかったものやハナバチ以外の昆虫に乗り移ったものは死ぬしかない。成虫がたくさんの卵を産むのは』、一齢幼虫が『生き残れるかどうかがこのような運任せの生態に対応しているためだと考えられる』。『ハナバチの巣に辿りついた』一齢幼虫は、『脱皮するとイモムシのような形態となる。ハナバチの卵や蜜、花粉を食べて成長するが、成長の途中で一時的に蛹のように変化し、動かない時期がある。この時期は擬蛹(ぎよう)と呼ばれる。擬蛹は一旦イモムシ型の幼虫に戻ったあと、本当に蛹になる』。『甲虫類の幼虫は、多くは成長の過程で外見が大きく変わることはないが、ツチハンミョウでは同じ幼虫でも成長につれて外見が変化する。通常の完全変態よりも多くの段階を経るという意味で「過変態」と呼ばれる。このような特異な生活史はファーブルの「昆虫記」にも紹介されている』とある。

 では、次に良安の言う「はんめう」とは何かと言えば、この主記載である種は、前の引用の途中にも少し挿入した、本物の「ハンミョウ」である

鞘翅目食肉(オサムシ)亜目オサムシ科ハンミョウ亜科Cicindelini Cicindelina 亜族ハンミョウ属ハンミョウ Cicindela japonica

と考えてよい。ウィキの本種の記載である「ハンミョウ」より引く。『日本のハンミョウ類でもっとも目にする機会が多い。ナミハンミョウ』とも称する。成虫の体長は二センチメートルほどだが、『日本に分布するハンミョウ科の中では最大の種である。頭部は金属光沢のある緑色、前翅はビロード状の黒紫色に白い斑点があり、前胸部と前翅の中央部に赤い横帯が入る。体の下面は金属光沢のある青緑色をしている。体には独特の香りがある(フルーツのような芳香と感じる人もいる)』。『成虫は春から秋まで見られ、日当たりがよくて地面が湿っている林道や川原などによく生息するが、公園など都市部でも見られる。人が近づくと飛んで逃げるが』、一~二メートルほど『飛んですぐに着地し、度々後ろを振り返る。往々にしてこれが繰り返されるため、その様を道案内に』喩えて、「ミチシルベ(道標)」「ミチオシエ(道教え)」という別名を持つ。『冬は成虫で、土中で集団越冬する』とあるので御納得戴けよう。本種には毒性は、ない

 但し、最後に良安は本邦の「はんめう」は外国産のそれらに比べて、毒性が強くない、と述べ、しかし、薬方としては軽々しく使ってはいけない、と述べている点を考慮するならば、先に示した、本邦に棲息し、カンタリジンを持つ全くの別種であるところの、

ツチハンミョウ科ツチハンミョウ亜科マメハンミョウ族マメハンミョウ属マメハンミョウ Epicauta gorhami

をも同じ類として認識している可能性は高いとは言えよう。

・『「蝥〔(めう)〕」は「刺〔(し)〕」なり。言ふ心は、毒、矛〔の〕刺〔(し)〕のごと〔きなれば〕なり。俗に、訛りて「斑猫〔(はんみやう)〕」と爲す。』「蝥」という字は「刺す」の意である。その謂うところの意味は、「その毒は矛を以って心臓を一刺にする如き致命的な毒性を持っている」というのである。俗に、「斑蝥」が訛(なま)って、それに誤った漢字が当てられて「斑猫(はんみょう)」となってしまったものである。

・「芫花〔(げんくわ)〕」バラ亜綱フトモモ目ジンチョウゲ科ジンチョウゲ属イワフジ(フジモドキ・サツマフジ)Daphne genkwa

・「芫青〔(げんせい)〕」漢方サイトを管見するに、狭義にはこれは先に出した、ヨーロッパ産のゴミムシダマシ上科ツチハンミョウ科ツチハンミョウ亜科 Lyttini 族ミドリゲンセイ(緑芫青)属スパニッシュフライ Lytta vesicatoria を指すようである。次の独立項で重出。

・「王不留行草〔(わうふりゆうぎやうさう)〕」ナデシコ科ドウカンソウ Vaccaria segetalis 。「東邦大学」公式サイト内の「薬草植物園 見本園」の「ドウカンソウ」に、『中国、ヨーロッパ、アジアの温帯に分布し、丘陵の荒れ地や山地の道端に生えて、日本には江戸時代に渡来し、花壇や切り花用に栽培される一年草で』草丈は五〇~七〇センチメートル程、『茎は直立し節はやや脹らみ、上部は分枝』し、『卵状披針形の葉は対生し、葉先は尖頭で全縁』、花期は四~五月、茎の頂に二センチメートルほどの『淡紅色又は白色の花を集散花序につけ』、『蒴果は卵形』を成す。『名前の由来は江戸郊外の道灌山にあった薬草園に植えられていたことに因み』、「王不留行」は生薬名である。詳細は不明としつつ、『中国では臨床的に乳汁欠乏症に王不留行を取材として処方し、有効であったことが報告されて』おり、『乳汁不通、難産、月経不順や各種のできものに用いられ』とする。成分はサポニン類・イソサポナリン・ラフィノースとある。

・「葛」マメ目マメ科マメ亜科インゲンマメ連ダイズ亜連クズ属クズ Pueraria lobata 。但し、本邦のそれは開花は八~九月の秋咲きである。

・「葛上亭長〔(かつじやうていちやう)〕」「亭長」は中国で秦・漢代の宿駅の役場の長を指し、治安・警察・旅客管理や民事処理の任にあたった下級役人で、重出する次の次の項では、その着る服の色の組み合わせと同じことに由来する、とある。

・「地膽」これはまさに「地」(つち)の「斑蝥」(はんみょう)で、強毒(それはまさに地の中の恐るべきパワーを持った「胆(きも)」であろう)を有するツチハンミョウ科 Meloidae のチハンミョウ類、ズバリ! という感じである。二つ後の独立項に重出。但し、そこでは単に色が胆のようだからとある。

 

・「靛〔(あい)〕」染料を採る藍。タデ目タデ科イヌタデ属アイ Persicaria tinctoria 。乾燥品は現行でも解熱・殺菌効果のある漢方薬として用いられている。

・「黃連〔(わうれん)〕」モクレン亜綱キンポウゲ目キンポウゲ科オウレン属オウレン Coptis japonica ウィキの「オウレンによれば、『小型の多年生草本。葉は根出状に出て、葉質はやや硬くてつやがある』。『北海道、本州、四国の山地の木陰に自生する。針葉樹林に多く、杉植林などにもよく出現するという』。『薬用植物のため栽培もされ』、『本種、および同属の C. chinensisC. deltoideaC. deltoidea の根茎を乾燥させたものは黄連(オウレン)という生薬であり、体のほてり(熱)を抑える性質が有るとされ、胃や腸を健やかに整えたり、腹痛や腹下りを止めたり、心のイライラを鎮めたりする働きが有る』。『この生薬には抗菌作用、抗炎症作用等があるベルベリン(berberine)というアルカロイドが含まれている』とある。

・「巴豆〔(はづ)〕」既出既注であるが再掲する。キントラノオ目トウダイグサ科ハズ亜科ハズ連ハズ属ハズ Croton tiglium の実のこと。マメ科ではないので注意。実は凡そ一・五センチメートル弱の楕円形で中に三個の種子を持つ。ウィキの「ハズ」によれば、『種子から取れる油はハズ油(クロトン油)と呼ばれ、属名のついたクロトン酸のほか、オレイン酸・パルミチン酸・チグリン酸・ホルボールなどのエステルを含む。ハズ油は皮膚につくと炎症を起こす』。『巴豆は『神農本草経下品』や『金匱要略』に掲載されている漢方薬であり、強力な峻下作用がある。走馬湯・紫円・備急円などの成分としても処方される。日本では毒薬または劇薬に指定』『されているため、通常は使用されない』。これを読んでしまうと、ただ形の似ているからだけではなくて、その毒性からの類感呪術的比喩も含んでいるように見えてしまう、フレーザー好みの私なのである。

・「聞(か)ぐ」嗅ぐ。

・「下〔の〕竅〔(あな)〕に走り、小便を利し、敗物を蝕下〔(しよくげ)〕す」劇薬であるから、強力な下剤として瀉下(しゃげ)効果を以って一気にひり出させ、利尿作用も持ち(これはカンタリジンの効能にあった)、体内の腐敗物を完全に排泄させる効果を持つ。

・「圃園〔(ほえん)〕」畑地。

・「道の衢(ちまた)」街衢(がいく)の道。「ちまた」(巷・岐・衢)自体が「道(ち)股(また)」人の作った分かれ道の謂いであるから、表現上はダブっている。ここは前の「圃園」の対語で、人が大勢集まっている、賑やかな通り、市街の道路の謂いで用いている。

・「五、六尺」一・五~一・八メートル。

・「方藥」処方薬。]

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