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2016/05/07

岩波文庫「原民喜全詩集」入手

昨年の七月に岩波文庫版「原民喜全詩集」が出ていたことは知っていた。
退職して四年、下界に降りることの僅かになって、書店へ足を運ぶのも数ヶ月に一度あるかないか――それよりも自身の書斎の開かれておらぬ頁を繰ることの方が忙しい――。
されば、昨日、妻のリハビリの待ち合わせまで時のあればこそ、二軒目の書店でやっと入手した。

驚愕は以下の二点。

・既出全集未収録の散文詩三篇から成る「海の小品」という掌篇が載っていたこと。

・巻末の竹原陽子氏の手に成る「原民喜年譜」(全二十六ページにも及ぶ)が恐らく、現在、最も完備した年譜となっていること
前者は、これより電子化する。

後者によって例えば、

・貞恵の肺結核発病(私は喀血発症日と推定)が昭和一四(一九三九)年九月十日であること、私の推理通り、糖尿病の発覚がその後のことであったこと、佐々木基一が信濃に結核療養していた時期があったこと(「忘れがたみ」の「南瓜」の義弟が彼であること)、母はやはり彼女の妻貞恵の命日が私が墓石画像からやはり推定した通り、昭和一九(一九四四)年九月二十八日であったこと。
・父貞吉の経営した「原商店」が陸海軍・官庁用達の具体的に『縫製業』(軍服等)であったこと。

・「原民喜」の名は、彼の生まれた(明治三八(一九〇五)年十一月十五日生まれ)年の九月五日に日本軍が勝利して終結した日露戦争にあやかって、『「民がが喜ぶ」という意味で名付けられたという』こと。

・読みの新情報が多数あること(同人誌『春鶯囀』は「しゅんのうでん」、「幼年畫」の「蝦獲り」が「えびどり」と濁音で表記されていることなど)。

といった、非常に興味深い事実(或いは情報)が数多く判ってくるのである。これは私にとっては非常に興味深いことなのである。向後、追々、それらによって過去の電子テクストの注補正や追加を行いたいと考えている。

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