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2016/12/06

譚海 卷之二 藤堂家士の子切取たる化者の足の事

 

藤堂家士の子切取たる化者の足の事

○藤堂家の藏屋敷大坂鈴鹿町にあり。その預り桑名又右衞門といへる人の子供、十七八歳のころ切取(きりとり)たる化(ばけ)ものの足とて、同所天滿別當(べつたう)方(かた)に納め置(おき)たり。うしろ足と見えてふしの所より切(きり)たるもの、犬の爪の如し、月山の刀にて切(きり)たりとて、その刀もそへて納置(おさめおき)たり。

[やぶちゃん注:「藤堂家」伊勢安濃郡安濃津(現在の三重県津市)の津(つ)藩当主。

「藏屋敷」幕府・大名・旗本が年貢米や特産物などを保管・取引した場所。江戸・大坂・堺・敦賀・大津・長崎・酒田などに置かれたが、特に大坂に集中し、本作刊行の後ではあるが(「譚海」は安永五(一七七七)年から寛政七(一七九六)年の見聞記)、天保年間(一八三〇年~一八四四年)には百二十五棟も存在た。

「大坂鈴鹿町」不詳ながら、後に出る「同所天滿別當方」が大阪府大阪市北区天神橋に大阪天満宮の別当寺を指すと思われるから、その近くであったとは思われる。

「桑名又右衞門」不詳。

「ふし」関節。

「月山の刀」「月山」は「がつさん(がっさん)」で、ウィキの「月山(刀工)によれば、『月山は日本刀の刀工の一派。 鎌倉期から室町にかけて活躍した刀工とその一派。出羽国月山を拠点とした。その中で幕末に大坂に移住した系統が、現代まで残っており』、奈良県を拠点として活動している』とある。『伝承によれば、出羽国月山の霊場に住んだ鬼王丸(鬼神太夫とも呼ばれる)を元祖とする。以来月山のふもとでは刀鍛冶が栄え、軍勝、寛安、近則、久利などの名人を輩出した。鎌倉期から室町期にかけて、月山の銘を刻んだ刀剣は実用性の高さと綾杉肌の美しさの両面から全国に広まり、この刀工集団を「月山鍛冶」、その作品を「月山物」と呼んだ』。『室町期には相州伝との技術的な交流があり、双方合作の太刀が伝わる』。『出羽国山形の領主最上義光は織田信長への献上品として白鷹、馬などとともに刀工月山が打った槍』十本を『送ったという』が、『戦国時代が終わり、江戸期に入るとそれはいったん途絶えた。そのため』、『江戸初期以前の作品を便宜上「古月山」と呼ぶことがある。幕末、一門の弥八郎貞吉は大坂に移住。以来、月山家は、関西を拠点として作刀活動を行』ったとある。]

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