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2017/10/02

イワン・セルゲーエヴィチ・ツルゲーネフ作「散文詩」神西清訳 ある娘に


Tubame

  ある娘に

 

さえずりやまぬ家つばめ。ほそくするどい口ばしで、かたい岩根に巣をうがつ、身ぶりすばやい山つばめ。――そなたは燕とちがうけれど……

他人の家のきびしさに、よくこそ耐えて住みなれた、はた住みなした、かしこい娘よ!

 .1817

 

[やぶちゃん注:中山省三郎譯「散文詩」では標題は「……に」。
 
「家つばめ」スズメ目ツバメ科ツバメ属ツバメ
Hirundo rustica

「山つばめ」アマツバメ亜目アマツバメ科アマツバメ亜科アマツバメ属アマツバメ Apus pacificus に同定する。「ヤマツバメ」の呼称はツバメ属コシアカツバメ Hirundo daurica の異名でもあるが、ここで作者は明確に「そなたは燕とちがうけれど」とその差異性を示しているので、後者とは思われない。ウィキの「アマツバメ」によれば、『外見が似ているために』かく『呼ばれるのだが、スズメ目のツバメとは類縁関係は遠い』とあり、『種小名pacificusは「太平洋の」の意で』、『インド、インドネシア、オーストラリア、カザフスタン、カンボジア、シンガポール、スリランカ、タイ、大韓民国、中華人民共和国、台湾、朝鮮民主主義人民共和国、日本、ネパール、パキスタン、フィリピン、ブルネイ、ベトナム、マレーシア、ミャンマー、モンゴル、ラオス、ロシア東部』(下線やぶちゃん)に分布し、『夏季に中華人民共和国、日本、ロシア南東部、ヒマラヤ山脈で繁殖し、北半球における冬季は東南アジアやオセアニアで越冬する。日本には夏季に基亜種が北海道、亜種アマツバメが本州、四国、九州に繁殖のため飛来(夏鳥)する』。全長十九~二十センチメートル、翼開張は四十三センチメートル』で、『尾羽はアルファベットの「V」字状。全身は黒や黒褐色の羽毛で覆われる。下面には白い横縞が入る。喉と腰は白い羽毛で覆われ、英名(white-rumped=白い尻をした)の由来になっている』。『高山帯や海岸の断崖などに生息する。渡りの際には平地や市街地で見られることもある』。岩壁『等にしがみ付いてぶら下がるように止まる。地面に降りると、脚で歩いたり羽ばたいて飛び立ったりできない。食性は動物食で、昆虫類を食べる。交尾や睡眠を飛びながら行なう事もある』。『繁殖形態は卵生。断崖に空中で集めた枯草などを唾液で固めた皿状の巣を作』る。『飛行速度は』時速百六十九キロメートルに』『達することもあり』、『鳥類の中でも最速の部類に入る』とある。]

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