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2018/01/04

芥川龍之介 手帳7 (6) 白雲觀~了

 

○明き地 雲溪方丈印德碑記 華俄銀行總領事卜粥を施す(北淸事件の時) 葡萄架 架李 柳芽ふく

[やぶちゃん注:「雲溪方丈印德碑記」不詳。但し、「雲溪方丈」というのは清朝の道士で白雲観の方丈(住職相当)であった高仁峒(一八四一年~一九〇七年)のことと思われる。中文の資料(PDF)を参照されたい。

「華俄銀行」これは露清銀行(ろしんぎんこう ロシア語: Русско-Китайский банкの中国語名。ロシア帝国の清王朝に於ける権益を代表するために設立されたフランスの銀行で、一八九五年十二月にパリでロシア大使館により設立されたとウィキの「露清銀行にある。

「卜粥」不詳。或いはこれ、中国にあるのかどうか知らぬが、「ぼくしよく(ぼくしょく)」と読んで、「粥卜(かゆうら)」ではなかろうか? 本邦では現在も各地の神事として行われている、粥を用いて一年の吉凶を占う「かゆうら・かいうら・よねうら」ではないか? 本邦のそれは多くは小正月に行われ、竹筒などを入れて粥を炊き、その筒の中にどれだけどのように粥が入っているかを見て、その年の天候や作物の出来を占うものである。それを「北淸事件」、則ち、清朝末期の一九〇〇年に起こった「義和団の乱」の際、この白雲観でロシアかフランスの「華俄銀行總領事」が動乱の勝敗をそれで占ったというのではなかろうか? う~ん、ちと、無理があるかなぁ……。]

 

○その内へ入れば 恬淡守一眞人羅公之塔(刺封)(楡 錢葵の花) 三重の石塔 塔前に羅眞人道行碑 康熈年間(碑は光緒十二年)

[やぶちゃん注:「恬淡守一眞人羅公之塔」白雲観の中にある清代の羅真人(?~一七二七年)という道士の墓らしい。中文サイトでその塔が見られる。確かに三層塔だ。「羅眞人道行碑」というのもリンク先に電子化されてある。

「雍正帝敕封」清の第五皇帝雍正帝(在位:一七二二年~一七三五年:同没)が勅命でこの墓を封印し「恬淡守一眞人」という諡号を下賜したということらしい。

「錢葵」アオイ目アオイ科 Malvoideae 亜科ゼニアオイ属 Malvaグーグル画像検索「Malvaをリンクさせておく。

「康熈年間」普通は「康熙」。清の元号で一六六二年から一七二二年。

「光緒十二年」一八八六年。先のリンク先の電子化碑文でも確認出来る。]

 

○南極殿 眞武殿 ○岳雲聳秀の石蔦掩ふ

[やぶちゃん注:これも白雲観内。「南極殿」「眞武殿」はその東路にある。

「岳雲聳秀」不詳。]

 

○友鶴亭 石 庭をめぐる戲臺 鉢の棕櫚 龍舌蘭 枇杷etc. 戲臺には□中和(黑へ金) 對する殿には綠へ黑く雲集山房 碑二三 庭は瓦じき

[やぶちゃん注:「□」は判読不能字。

「友鶴亭」中文サイトを読むと、白雲観の後背にある花園の東にあるらしい。如何にも道教らしい名前だ。

「雲集山房」同じく、その花園の中央にあるとあり、ここは所謂、道教の戒壇であるようだ。]

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