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2018/03/14

変生女子(へんじょうじょし)夢

昨夜見た、不思議な二つの夢――自分が女性で――しかも別々な二話でそうなのだ――。

   *

第一話――唐代伝奇風

 

 時は唐代。私は十代か二十代の女である。

 邸宅の奥まった部屋で、若い夫と、ある遊びをしている。

 大きな唐三彩の盆皿に、私が小さな革製の入れ物で白砂を一杯入れる。

 夫は同じような入れ物から黒い粘性のある土の塊を入れる。

 それを交互に繰り返す。

 夫の入れたその塊りは、自然に龍の形象へと変容する。

 龍は昇天しようと蠢くが、私の入れる白砂に邪魔されている。

 龍が昇天すれば、夫の勝ち。

 龍が白砂に阻まれて、最早、動けなくなれば、妻である私の勝ち、である。

 遂に、龍は白砂に半ば埋もれて、首と胴の一部を白砂からちょっと覗かせた状態で、固まって動かなくなってしまう。

 「私の勝ち!」――と笑って夫を見上げる。

 夫も微笑している。

 ところが――目を戻すと――龍は白砂を崩すことなく――そのまま穴の開いたままに――昇天して消えている。

 吃驚して夫の方を見ると――夫の姿は消えている…………

 

   *

 

第二話――B級SF映画風

 

 時は遙か未来。

 場所は太陽系外の惑星。

 空気はないから、宇宙服に身を包んでいる。

 私は二十代の白人の女性である。

 小型の宇宙艇の操縦室に夫がいる。

 私は昇降機で惑星の地表に降りる。

 五十メートルほど先に無人の宇宙コンビニエンス・ストアが見える[やぶちゃん注:シチュエーション、ショボ過ぎ。]。

 そこに人間の姿に化けたエイリアンが来るという情報を受けて、夫とともにそこに来たのである。

 私は女狙撃兵である。

 岩蔭から銃を指し出し、スコープを覗くと、ストアから不法に物品を略奪した、よれよれの茶のコート姿の中年男が出てくる[やぶちゃん注:宇宙服を着ていないから、間抜けなエイリアンである。]。

 通常弾で、二度、撃つ。

 二発とも命中するが、男はあろうことか、そのまま平然と歩いている。

 そこで大きさが倍はある徹甲弾を銃に装塡し、撃つ。

 コートがスローモーションで翻って、男は仆れる。

 「任務完了。」

 と夫に連絡し、宇宙艇の真下の昇降機に入る。

 しかし、磨りガラスの外にモンスターの影が近づくのが見えた![やぶちゃん注:ここは二重太陽のある星系であった。ここではエイリアンは本来の姿に戻っているのだが、磨りガラスであるためにはっきりした様態は見えない。]

 「あいつ! 死んでなかったんだわ!」

 と叫ぶ。

 夫が

 「エレベーターが故障してる!」

 と叫んでいる。

 ドアの向うから影が近づいてくる…………

   *
 
女性になる夢は恐らく生まれてから一度も見たことがない上に、時制の恐ろしく隔たったアンソロジー形式の二話連続というのも異様だ。

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