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2018/04/13

栗本丹洲自筆「蛸水月烏賊類図巻」 こんべこ

 

こんべこ

 

Konbeko

 

[やぶちゃん注:底本は国立国会図書館デジタルコレクションのこちらの画像を用いた。掲げた図も同じで、上下左右をトリミングしてある。キャプションは上記一行のみ。

 形状から、一目瞭然、卵生のサメ・エイ類の卵鞘と判る。さて、そこでキャプションの「こんべこ」である。これは、

「こんべ」の「子(こ)」の意味ではなかろうか?

而して「こんべ」は日本海側で広汎に使用される「エイ(鱏)」の方言である(ネット検索で「コンベ エイ」のフレーズで検索されたい。富山の「エイの鰭(ひれ)」を指す記載が多数出る)。また、「ぼうずコンニャクの市場魚介図鑑」のドブカスベ

軟骨魚綱板鰓亜綱ガンギエイ目ガンギエイ科 Arhynchobatinae 亜科ソコガンギエイ属ドブカスベ Bathyraja smirnovi

の「地方名・市場名」の項に『コンベ/新潟県糸魚川市浦本・能生』とも出るからである。種までは同定する必要はなく、これは、

軟骨魚綱ガンギエイ目 Rajiformesなどに属する卵生のエイの種の卵鞘(卵殻)

と採ってよいであろう。それは栗本丹洲 魚譜 アカエイの卵【誤り】(正しくはガンギエイの卵鞘)の図と比較して貰えれば、腑に落ちるはずである。]

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