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2018/07/18

栗本丹洲自筆巻子本「魚譜」 スズメダイ (イシダイの若年個体か)

 

Suzumedai

 

スヾメダイ

 

[やぶちゃん注:国立国会図書館デジタルコレクションのこちら(「魚譜」第一軸)の画像の上下左右をトリミングして用いた。本図は本巻子本の中でも最小クラスの図で、縦幅は巻子の貼り付け範囲の四分の一しかない。

 さて、キャプションであるが、当初、ぱっと見で「ハヾメダイ」に見えたのだが、どうも聴き慣れない。ネットでクマノミ類を「ハバメダイの仲間」と言っている記事を見つけたが、こりゃ、どう見てもスズメダイのミス・タイプだ(クマノミ亜科クマノミ属 Amphiprion はスズキ目スズメダイ科)。そこで画像を最大に拡大して調べてみた。最初の一字を「ス」と判読したいのだが、肝心の上部と上部中央が完全に虫喰いにあっていて困ったしかし、栗本丹洲の場合、本巻子本の別の箇所の「ハ」の第一画(左払い)を見ると、孰れも一様に、まず、右方向に筆をごく僅かに落として引いた後、さっと短く払っていることが現認出来た。ところが、本字の左払いはそうした動きが見られず、非常にしなやかな曲線を描いて左に長く払われてあることが判った。また、同様に調べてみると、彼の「ス」にも、やはり特色があり、第二画の右払いを第一画から有意に離して打ち、間が有意に空いていることも判った。されば、これは「ハ」ではなく「ス」であると私は断じ、これを「スヾメダイ」と判読した。

 しかし、問題は同定である。図が小さいのは、魚体も小さいと考えてよい。如何にもくすんだ色合いで黒っぽく見え、横縞がはっきり判る。名称のスズメダイは種としており、スズキ目スズキ亜目スズメダイ科スズメダイ亜科スズメダイ属スズメダイ Chromis notatus notatus であるが、黑っぽいのは合致するものの、このような有意な縞はないし、側扁するものの、この図よりももっとふっくらとしていて全体が丸みを帯びていて、どうもピンとこない。縦縞で頭に浮かんだのは、

スズキ目スズキ亜目イシダイ科イシダイ属イシダイ Oplegnathus fasciatus の幼魚・若年個体

である。黒白のくっきりとした模様を思い浮かべる方も多かろうが、個体差・年齢差があって、必ずしも、くっきりラインを示さないものも実際に結構いる。WEB図鑑」の「イシダイ」個体を見られたい。]

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