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2018/07/10

諸國里人談卷之三 光明寺龍燈

 

    ○光明寺龍燈(くわうみやうじのりうとう)

相模國鎌倉光明寺の沖に、每年、十夜(や)の内、一兩度、龍燈、現ず。はるかの海上、雲にうつりて見ゆるなり。

[やぶちゃん注:これは神奈川県鎌倉市材木座にある浄土宗大本山の一つである天照山光明寺の奇譚であるが、鎌倉史を数多く手掛けてきた私にして、この話は知らなかった。今回、調べてみたところ、「祐天上人御一代記」(著者未詳・明二〇(一八八七)年金泉堂刊)の中に「鎌倉光明寺十夜影祭(かげまつり)の節(せつ)龍燈上(あが)る事」というのを、国立国会図書館デジタルコレクションの画像で確認出来た。ここと次のページである。読まれたい。かの江戸最強のゴースト・バスター祐天が光明寺の十夜念仏を成さんとするということで民草が群聚する中、突如、由比ヶ浜沖の『海中より龍燈出現し、大空へ上りけるを拜するにてぞ有りける。祐天も暫(しばし)見とめて拜し玉ふに、此龍燈、次第次第に近附、遂に祐天の立給ふ頭(あたま)の上に止り動かざるこそ不思議なれ。抑々(そもそも)此龍燈の事、光明寺に名僧ある時は、十夜の晩、海中より出現する例なりと申し傳へり』という分かり易い奇瑞である。

「十夜」(じゅうや)は浄土宗の法要で正しくは「十日十夜法要」という。元来は陰暦十月五日の夜から十五日の朝まで十日十夜に亙る法会(ほうえ)で、公的には室町時代の明応四(一四九五)年に光明寺第九世観誉祐崇(かんよゆうそう)上人が後土御門天皇に招かれ、宮中で「阿弥陀経」講義と念仏を修し、そこで光明寺での当該法要の勅許を得た。

「一兩度」二度。]

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