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2019/04/24

晚凉 伊良子清白

 

晚 凉

 

夕暮の、滿潮の

渦卷がはじまつた

山をも浸(ひた)す

さし汐の勢ひは

漁村の壯觀だ

 

ところどころ鰡(ぼら)が飛んで

峽灣は靜かに暮れる

兩岸の木立が

くつきりとあらはれて

水が明るい

 

[やぶちゃん注:「船は進む」の私の冒頭注を必ず参照されたい。

「鰡(ぼら)」条鰭綱ボラ目ボラ科ボラ属ボラ Mugil cephalus。ボラはよく海面上に跳ね上がり、時に体長の二~三倍もの高さまで跳躍する。私も海釣りでしばしば体験した(因みに、恐らく私が釣り上げた魚では、高校時代に父と行った新湊港の岸辺で釣った三十センチメートル超のボラが最大であった。あの時の強烈な引きは今も忘れ難い。釣り上げる間に釣り人が何人も寄って来たが、魚を見て「なんじゃい、ボラか」と皆、去って行ったのだが、何となくボラが可哀想な気がしたのも忘れられない。因みに彼は、亡き母が味噌煮込みにしてくれ、美味しく戴いた)この現象については、周囲の物の動きや音に驚いてするという説、或いは、水中の酸素が欠乏しているため、はたまた、その運動衝撃を以って体表に付着した寄生虫を落とすなどという諸説があるが、未だ解明には至っていない(一部でウィキの「ボラ」を参照した)。]

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