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カテゴリー「「第一版新迷怪国語辞典」」の3件の記事

2015/12/31

第一版新迷怪国語辞典 大分(おおいた)

大分(おおいた)

我々が「小学校卒業までに日本の四十七都道府県の名前と位置を身につけることが大切である」という「学習指導要領の目標」によって、何の疑念もなく「おおいた」と訓じている日本国の県名及び同県中央部の県庁所在地の地名及び市名。旧豊前(ぶぜんの)国の一部と旧豊後(ぶんごの)国に相当する。しかし「分」の音は「ブン・フン・ブ」、訓は「わける・わかれる・[国訓]わかる(認識するの意)」であって、「いた」という読みは存在しない。それを一切かっとばして「おおいた」と読むことを不思議に殆んどの日本人が無批判に「おおいた」という難読を受容している不思議な地名である。ウィキ大分の「名称」によれば、『現在の大分県の名は、古来国府が置かれていた大分郡(おおきたのこほり)に由来する。「おおいた」という読みは、「おおきた」が転訛したものである』。『さらに、大分郡の名の由来については、『豊後国風土記』によると、景行天皇がこの地を訪れた際に「広大なる哉、この郡は。よろしく碩田国(おおきたのくに)と名づくべし」と感嘆して名づけ、これが後に「大分」と書かれたとされている。しかし、大分平野は広大とは言えないため、実際には、狭くて入り組んだ地形に多くの田が造られている様子を形容した「多き田」が転じて「大分」になったとするのが最近の定説である』とあり、「おおいた」の語源である「おおきた」自体の意味は必ずしも自明とは言えない点でやはり我々が何の気なしに「おおいた」と読んでいるそれは、謎を秘めた地名であることに変わりはないのであるが、しかも日常に於いてそれを気に止める日本人は頗る少ないという、摩訶不思議な地名である。

2014/02/19

第一版新迷怪国語辞典 あ(感動詞)

(感動詞)

1 何かを急に思い出すか若しくは気づいた際(そこでは「あ」に示した通り、無批判に本来的に手前勝手に所有を認識していたはずの対象が喪失・離脱するケースが多い)に思わず(というところに既にして対象喪失を齎すところの安易な所有意識前提が見え隠れしている)発する語。それはしばしば発生した個人の絶対的エゴイズムを露呈させる属性をも持つ。「アツ苦しいナ、痛いナ、アーアー人を馬鹿にして居るぢやないか、馬鹿、畜生、アツ、アツ痛、痛イ痛イ、寢返りしても痛いどころか、じつとして居ても痛いや。」(正岡子規「煩悶」)

2 応答で用いる語。但し、「はい」という丁寧な応答が面倒なので一音化している点で対象を無意識的に対等以下に見下している場合に多用する。さらに近年では「あ↺?」と語尾を尻上げて戻ることによって疑問化しつつ、対象者を完膚なきまでに侮蔑するおぞましい方法を男女老若問わず好んで使用するようになった。これは「応答」語としては最下劣な用法であるが、麻薬的な蔓延を見せている。

第一版新迷怪国語辞典 始動 / あ

ブログ・カテゴリ「第一版新迷怪国語辞典」(藪野直史編)を創始する。

見出し語は太字で示し、意味は適宜改行する。

これによって五十七歳の私の新しい絶対に完成し得ないプロジェクトを新たに始めるのである。一部では大槻文彦編「言海」などの個性的な辞書を参考にしつつ、オリジナルの「悪魔の辞典」を目指すが、完成は出来ないであろう。それでよい。そんなものが欲しかった。――それだけのことです――

 

 

五十音図あ行第一段の仮名で国語学では「後舌の広母音」という。

人間の幼児(それも如何なる人種に於いても、と推測してよい)が最初に発するであろう確率の最も高い音。

それは何かを発見したり、初めて認識したりして驚いたり、若しくは喪失したりする要因に基づくものである。

とすれば「あ」とは辞書の初めであるのみならず、ヒトが最初に発音するところの感情的にして知性的な「音」の原器である。問題はそれが「発見」とその発見による所有欲の「認識」とその速やかな「喪失」に関わるものであることである。

「あ」は従って常に発見と喪失と同義の原音に他ならない。

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