地獄で仏! 奇蹟の三上工務店さまに感謝する!
9月9日未明の台風15号は私の高台の家の裏の斜面にあった五メートルほどの枝垂れ桜の木を根こそぎ倒した(因みに屋根の一部も損壊した。とある業者に頼んだが、未だに直しに来て呉れない) 。斜面に倒れかかったそれは落下の恐れがあったことから、十日後に拝み倒して来て貰った造園業者に16万円で処理して貰ったものの、斜面はズル剝けになって、土留めをしないと土地の崩落の危険があると言われた。三日後、20キロのバラスと40リットルの黒土を近くのホーム・センターで買い、山用のザックで運んで(生涯で二十数キロを背負ったのは、二十代の終りの友人らとの山行の時以来二度目だった。腰がいかれた)抉れた穴に入れたところが、あっという間に総てを吞み込んだ。逆に恐ろしくなった。即座にとある業者に土留めを頼んだ。二週間ほど経った今月の上旬、やっと下見に来た。しかし「重機が入れないのでやれない」とケンモホロロに言い放って5分で帰ってしまった。打ちのめされた。その日のうちにネットでやってくれそうなところを探した。ふと、目にとまったのは平塚の三上工務店のサイトであった。まさしく「藁にも縋る」思いで電話をした。すると、何と、翌日に下見に来て呉れた。前の業者のことを話した。すると、「それは『やれない』のではなくて、『やりたくない』んですよ。大手の会社ほど、面倒がって、こうした工事はやらないでしょうね」と言われながら、しかし即座に請け負って呉れた。今日、朝八時から始めて、半日がかりで奇蹟のような手仕事の職人技で、驚くべき綺麗な土留めをして下さった。私はこの数十年来、こんなに胸のすくような感動を覚えたことはなかったことをここに告白する。ここに記して、心から、感謝の意を表するものであり、多くの困っている方々にも、是非、この平塚の「三上工務店」をご紹介したく思い、一筆するものである。