僕は西行/テロリースタ
橈骨遠位端骨折という病名の響きが、何故か、気に入っている。
「あやなき闇にうらぶれて。眠るともなきに。まさしく圓位/\とよぶ聲す。」
「雨月物語」の「白峯」だ。
閑話休題。
8月にスイスの8日間トレッキングに旅立つ予定だった。医師は別に行っていいと言う。
「空港で鳴ると思いますが」
なるほど、そうだ。そこで考えた。
ロンドンのテロ以降、欧州はぴりぴりだ。果たして、レントゲン・フィルムと説明で通用するものだろうか。固定ボルト二つは、見るからに小型高性能爆薬に見えるし、それぞれピンの頭が保護のためにコードで繋がっている。その二つを繋ぐカーボンロッドは、遠隔爆破装置からの受信アンテナに見える(事実昨日、職場の同僚は治療用の電波か何かを受け取っているのかと真剣に聞いた)。加えて、骨頭部(遠位端)に入っているピンは引き抜けば、頚動脈を刺すぐらいの十分な凶器になりうる(勿論、引き抜けない)。
僕が不審者として拘束され、誤って撃たれることもなきにしもあらず? それは冗談としても、同行する人々の迷惑を考えると、ちょっと行きたくなくなったというのが本音だ。
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