公務災害事例集
傷害報告
私は、7月21日(木)、総合学習テーマ別研修「臨海実習」の生徒引率で真鶴の横浜国大付属臨海実習所へ行き、午前11:00頃から、実習所そばの岩海岸にて海岸生物の観察を開始、12:00過ぎ、午前中の観察が終了し、最後の生徒をサポートしながら、実習所へ戻り始めました。実習所へ向かう階段近くの岩場で観察していた1年生に、終了の指示を出すために近づいていったところ、右手前方にいた二人の生徒の、「何だろう、これ」という声に、右手を振り向いた瞬間、不安定な岩場で右足を滑らせました。右手を突き、その際、ほぼ全体重が右手にかかりました。見ると、右手首部分がフォークの柄状に反って、手首から先の部分が腕に対して130度ぐらいまで、背面に反り返っていました。異常な形状のため、反射的に左手で強く握って、整復しました(整復術を知っていたわけではありません)。とりあえず元の形状には戻りましたが、尺骨の部分が、幾分外側に出っ張っている感じで、これは脱臼か骨折したと判断しました。近くの生徒二名はこちらを見ていましたが、特に異常に気づいた感じではなかったので、平静を装い、「さあ戻ろう」と声をかけ、階段近くまで、戻りました。階段手前のコンクリートに座り、気持ちを鎮めていた時、最後尾の私のクラス他1名の2名の女生徒がころんだところを見ており、心配して声を掛けてきたので、大丈夫と言って、一緒に実習所へ帰りました。教授が氷を用意してくれ、冷やし、次いで実習所の事務の方に、1:30から開く真鶴診療所へ車で送って頂き、レントゲンを撮ったところ、撓骨骨頭が粉砕骨折しており整復、場合によっては手術が必要かとの診断で、整形外科の専門でなく、本院では治療できないから住居の近くの愛心会湘南鎌倉総合病院に当日中に診察してもらえるよう電話をしてくれましたが、先方は救急性を認めないものとして、翌日9:00の予約でとのことでした。動かさなければ痛みが無いので、副木をし、三角巾で吊り、実習所に2:20頃戻り、国大の教授と他2名の同僚教員により午後の机上観察を始めていた生徒に合流、生徒の観察に助言を加える等、通常勤務に戻りました。生徒には一切迷惑を掛けることなく、5:20頃、横浜で解散、通常に勤務終了しました。非救急性という医師の判断や短期で治癒する場合を考えたのと、この時点では正式診断も治療方針も明らかでなかったので、所属庁への報告は明日に留保、同僚にも報告はしないでくれと頼みました。
当日の勤務時間は午前8時30分から午後5時15分までです。
翌22日(金)午前9:00、湘南鎌倉総合病院整形外科を受診、撓骨骨頭粉砕骨折(診断書正式病名:右撓骨遠位端骨折)、かなり重症で、全身麻酔手術による整復、ピンニング、創外固定が必要との診断結果を受け、翌日の入院と手術を予約、帰宅直後の1:00過ぎ、所属の教頭に報告しました。
この日はバスケットボール部合宿の振替のため、休業日でした。
翌23日(土)午後2:00手術、入院、3日後、25日(月)退院にしました。
25日は、午前、夏期休暇、午後、バスケットボール部合宿の超過勤務の割振で、休業日でした。
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