伊東靜雄詩集「春のいそぎ」予告
入力は、もう数篇を残すのみとなった。作業をしながら、この詩集をWeb上で公開することを、躊躇させるものがあるのであろうことが分かったような気がする。戦後、作者が詩集「反響」を編む時、7編の詩や冒頭の自序を削除したと聞くが、それは彼自身の、彼による、彼の詩集への冒涜として、残念だと、僕は思う。明日(明日は代休である)の公開を待たれよ。一読、お分かりになるであろう。しかし、而して、そのような躊躇や削除は、文学の本質とは、遠く隔たったものだということも、お分かり頂けるものと信じる。(2005年9月29日追記:いろいろ調べるうちに、削除が本人によるものという事実を知り、以上の記述の一部を変更したが、ここで述べている僕自身の感懐に影響は、全く、ない)