腕を見る
包帯を外し 右腕を見る
薬臭い 蒼ざめた肌と
細かく堅実に縫い締めた糸 そして
黒ずんだ肌の 亀裂のその下に
5本のボルトで打ち込まれた 永遠のチタンプレートがあるのだが
その僕のボイジャー板に 何が刻まれているのか
僕には痛いほど 分かっているのだ
肉体が 灰になっても
それは僕という失策を刻印し 否応なしに
僕の思念の 絶対無間の島宇宙を
遂に逢うことのなかった その見知らぬ憧憬者への
絶望の懺悔という 馬鹿げた任務を載せたまま
ただただ 漂い続けるのだ
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