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2005/09/25

ギリヤーク尼ヶ崎

ギリヤーク尼ヶ崎が好きだ。でも、実際に見たのは、29年も前だ。

でもギリヤーク尼ヶ崎のことが書きたい。どうしようと考えあぐんだ末、その29年前、実演を見た大学二年の秋に、日記に書いたのを思い出した。

今、それを引っ張り出して、読んでみた。誠、臭い文章だ。臭過ぎる。今の文章も臭いが、これはまた超弩級に臭い。

でも、ギリヤーク尼ヶ崎が好きだ、書きたいのだ。

恥を忍んで、タイプした。ちなみにT美術館は上野の都立美術館、やっていたのは二紀展。好き好んで行ったわけではない。同会の画家が親族であるから、招待券をもらっただけだ。貧乏学生には文化的な休みのすごし方は、それほどになかった。

旅芸人のスケッチ――29年前:舞踊家ギリヤーク尼ヶ崎

その時、僕は彼がギリヤーク尼ヶ崎という名であることも何も知らなかった。彼が、青空公演を始めてまだ初期のころだ。

ギリヤーク尼ヶ崎、彼の舞踊を見る機会が偶然訪れたならば、それはあなたの幸福である。

彼の舞踊を思うとき、僕は考える。僕らは何と下劣で猥雑で陳腐な恥の意識に生きているのだろう、と。

僕に、もうこれから、何か心残りがあるとすれば、それは彼の演技をもう一度見たいということだ。

以下は、グーグルのキャッシュだから、近いうちになくなってしまうかも知れないが、ここが彼について知るには一番か。

死にもの狂いで踊るだけ

書いては消し、改造しては戻し、気がつけば、このブログを書いて、もう3時間半も経ってしまった。

気がつけば、台風が去ったのか、秋の高い青空と、夕日が目の前にある。

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