プルートウ
浦沢直樹×手塚治虫の「プルートウ」を現役の教え子が是非読んで下さいと貸してくれた。僕は、如何なるリメイクにも、裏切られなかったためしがない。ただ僕の好きな、あの「地上最大のロボットの巻」をどう料理しているか多少の興味が動いた。逆に、僕の持っている「鉄腕アトム」の当該巻、直感として、オメガ因子の「アトラスの巻」は絶対読むべきだと出しゃばりの推挙、その他、やはりこれはという「ロビオとロビエットの巻」「ロボイドの巻」等を貸した。そうして、いや、しかし、昨夜、既刊2巻を寝床で読み終えたのだが……僕は「ノース2号」のエピソードの最終コマを見て、図らずも、落涙してしまった。同時に、昨夜だけで、軽く千字は書けそうな、解釈と疑問が湧き出てきたのだった。