クーナウ「聖書ソナタ」第一番
友人からグスタフ・レオンハルト版のクーナウの「聖書ソナタ」を頂いた(彼のハープシコードは最後の音を妙に引っ張る感じがあって好まなかったが、ここでのオルガンの演奏はいい)。第一番の「ダヴィデとゴリアテの戦い」の「この忌まわしき敵を見た時のイスラエル人(びと)の戦きと神への祈り」が、書斎では、一昨日から延々とエンドレスで鳴りっ放しである。僕には、本来、オルガンの通奏低音の緩やかな上下降の旋律に生理的に入れ込む性質(たち)がある。これは、それこそ僕の不治の「堕ちて行く宿命」、病そのものなのだと思える……
« やはり怠けている訳ではない | トップページ | 涙 »