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ある知人に私の写真を送らねばと思ったが、その人の少年時代の写真が僕には印象的で、僕も敢えて小学校二年生の頃の写真を選んだ。振り上げているのは、アマチュア考古学愛好家である父が発掘した、縄文時代の石斧に柄を付けたものだ。場所は、北鎌倉の北、六国見の山中。今は高野と称する新興住宅地に変貌した。まだ、あの頃は、大きな鬘籠を担った媼が、山道を行き来していたものだった……
「さようなら、僕の抒情詩時代。」……