芥川龍之介 産屋
芥川龍之介「産屋」を正字正仮名で「やぶちゃんの電子テクスト:小説・随筆篇」に公開した。
萩原朔太郎は、この大正六(1917)年二月に、詩集「月に吠える」を刊行している。
……芥川の朔太郎へのラブコール……「詩を熱情している小説家」という直感はこの時既に朔太郎に根ざしていたような気がする……ミューズの齎した白い蛇……男叫び声……それは確かに10年後の彼へと続く流れのようにも思えてくるではないか……朔太郎32歳、龍之介25歳の夏、であった……
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芥川龍之介「産屋」を正字正仮名で「やぶちゃんの電子テクスト:小説・随筆篇」に公開した。
萩原朔太郎は、この大正六(1917)年二月に、詩集「月に吠える」を刊行している。
……芥川の朔太郎へのラブコール……「詩を熱情している小説家」という直感はこの時既に朔太郎に根ざしていたような気がする……ミューズの齎した白い蛇……男叫び声……それは確かに10年後の彼へと続く流れのようにも思えてくるではないか……朔太郎32歳、龍之介25歳の夏、であった……