先の賢治のオードを描いてくれた同期には、素晴らしいもう一人の才媛がいる。
「小耳で笑おう」
これはカード形式になった一連のカリカチャア・イラストレーション。厚さ2cmに及ぶ。外せない。『くすくす』という笑い声をコンセプトに彼女のようでもあり、僕のようでもある猫の物語である。5年前、久し振りに再会した直後に、書き下ろしてくれた作品。イラスト如きと馬鹿にしなさんなよ、そこここに、彼女の絵は使われている。寝る暇もない(が酒を飲む暇はあるらしい)売れっ子のイラストレーターなのだ。
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