帰ってきた臨海博士 ナマコ・クイズ
(1)現在までに報告されている世界最長のナマコは奄美大島に固有とされるクレナイオオイカリナマコの観察個体である。その長さは? 空欄に数字を入れよ。
( )m50cm
(2)現在までに報告されている世界最重量のナマコはアデヤカバイカナマコの観察個体である。その重量は? 空欄に数字を入れよ。
( )g
(3)人間は内骨格である。節足動物は外骨格である。それではナマコは棘皮動物(ヒトデ・ウニ類)であるが、その骨格系は? 正しいものを次より選び、番号で答えよ。
1 骨はない 2 内骨格 3 外骨格
(4)ナマコは外敵に襲われると、種類によっては極めて粘着性の高いキュヴィエ管を吐き出して防御するが、もう一つの防御法として、自身の内臓を吐き出す。これを内臓吐出、吐臓現象等と言う。外敵が、その内臓を捕食するうちに逃げ延びるのである。では、その内臓は、どれくらいで完全再生するか? 空欄に数字を入れよ。(注:以前に僕の話を記憶している人は、あれは間違いであるので要注意。)
約( )日後
(5)すべての海鼠には有毒成分がある。例えば、沖縄で見たニセクロナマコはホロスリン、我々が食用にするマナマコはホロトキシンと言う成分を体内に持っている。これらは、魚類に強い毒性を持っている。では、これと同じグループに属する化学成分を持っているのは次のどれか? 正しいものを次より選び、番号で答えよ。
1 アワビ 2 シジミ 3 チョウセンニンジン 4 ヒガンバナ
(6)次のうち、ナマコに出来ないことはどれか? 該当する番号を全て答えよ。
1 塩分の極めて薄い汽水域で生活すること。
2 腸で呼吸すること。
3 管足を筋肉によって収縮すること。
4 口と肛門の前後の半分に切断されても再生できること。
5 左右縦方向の半分に切断されても再生できること。
6 飼育下において何ヶ月も全く餌を与えないでも生きていること。
(7)次の棘皮動物門の5綱を、現在考えられている棘皮動物の進化史において、古い順に並べ替え、番号で答えよ。
1 ナマコ 2 ウミユリ 3 ウニ 4 ヒトデ 5クモヒトデ