芥川龍之介 澄江堂雜記拾遺四篇
最終的に作品集『梅・馬・鶯』に所収された「澄江堂雜記」の拾遺として、『「昔」』・「袈裟と盛遠の情交」・「放屁」・「德川末期の文藝」の四篇を正字正仮名で「やぶちゃんの電子テクスト:小説・評論・随筆篇」に公開した。
ここで、作品集『百艸』及び『梅・馬・鶯』に所収された「澄江堂雜記」を以下に示す。
当該作品集の組成で味わおうとする場合は、以下の順番で読むか、もしくはテクストに落としたものを並べ替えればよい(以下は岩波版旧全集第五巻後記の「澄江堂雜記」対照表等に依った)。
■『百艸』大正13(1924)年9月17日新潮社刊(各アフォリズム通し番号「一」~「二十六」)
1 「澄江堂雜記」(1)
2 「澄江堂雜記」(2)
[「放屁」は同作品集に所収するも「澄江堂雜記」ではなく、「續野人生計事」に「一 放屁」として別掲されている]
■『梅・馬・鶯』大正15(1926)年12月25日新潮社刊(各アフォリズム通し番号「一」~「三十一」)
1 「澄江堂雜記」(1)
2 「澄江堂雜記」(2)の「とても」迄[「猫」及び「家」は削除]
3 「澄江堂雜記」(3)
4 「澄江堂雜記」(2)の「版數」
5 「放屁」
6 「袈裟と盛遠の情交」[題名は「袈裟と盛遠」に変更。同名の彼の小説と紛らわしいので注意。]
7 「後世」
8 『「昔」』
9 「德川末期の文藝」