南方随筆 『俗伝』七篇
南方熊楠の「イスノキに関する里伝」「睡眠中に霊魂抜け出づとの迷信」「通り魔の俗説」「睡人および死人の魂入れ替わりし譚」「臨死の病人の魂、寺に行く話」「睡中の人を起こす法」「魂空中に倒懸すること」の全七篇を「やぶちゃんの電子テクスト:小説・評論・随筆篇」に公開した。これらは「南方随筆」の中、『俗伝』という柱で、電子テクストとして公開済みの「山神オコゼ魚を好むということ」を筆頭に記されている小論群の一部である。どの一つを執ってみても、そこに熊楠というオリジナリティが在る、ということに驚嘆せざるを得ない。