梶井基次郎遺稿小説集
『梶井基次郎遺稿小説集』と名打って、筑摩版旧全集の小説の遺稿全12篇の内、まず以下の6篇を正字正仮名で「やぶちゃんの電子テクスト:小説・評論・随筆篇」に公開した。ちなみに、この順番は、旧全集の遺稿部分の掲載順でもある。
「栗鼠は籠にはいつてゐる」
「闇の書」
「夕燒雲」
「奇妙な手品師」
「猫」
「琴を持つた乞食と舞踏人形」
残る6篇も、近日公開。このような断片でも、やっぱり梶井は、梶井であることをしっかりと感じさせる。美事の一語に尽きる。
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2005年の7月5日にブログを初めて1年有半、この記載で記事数が丁度600だった。これだけ書けるだけ、生かしてくれたこの退屈な現世に少しは感謝するべきや。