芥川龍之介 病中雜記――「侏儒の言葉」の代りに――
今年最初の電子テクスト、芥川龍之介『病中雜記――「侏儒の言葉」の代りに――』を正字正仮名で「やぶちゃんの電子テクスト:小説・評論・随筆篇」に公開した。しっかり、オリジナリティは守っている。未公開作品、正字正仮名、僕の注釈(特に作中の正岡子規の作品を同定引用した)。しかし、さても「侏儒の言葉」関連の小品は昨年中に網羅したと思っていた(「文藝的な、餘りに文藝的な」を除く)のだが、意外な見落としがあったことに気づいてアップしたと正直に言うのが、よかろう。しかし、「病中雜記」という標題から仕方がないと言えば仕方がないが、各節すべてが現実の病に関わらざるなく、芥川龍之介のアフォリズムとしては、やや異質である。
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