闇のなかの灯 村上昭夫
闇のなかの灯 村上昭夫
闇のなかに灯の歌はある
あまりに遠い荒野なのだから
あまりに遠い沈黙なのだから
灯がある限り
人は真実を待つだろう
灯が消えない限り
人は思い出したように
歩むのだ
*
明日、新しく出逢うであろう誰かに、これを贈る。僕は「灯の歌」を詠いながら、明日からまた、よろよろと、歩き出すのだ。
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闇のなかの灯 村上昭夫
闇のなかに灯の歌はある
あまりに遠い荒野なのだから
あまりに遠い沈黙なのだから
灯がある限り
人は真実を待つだろう
灯が消えない限り
人は思い出したように
歩むのだ
*
明日、新しく出逢うであろう誰かに、これを贈る。僕は「灯の歌」を詠いながら、明日からまた、よろよろと、歩き出すのだ。