梶井基次郎「Kの昇天――或はKの溺死」
梶井基次郎「Kの昇天――或はKの溺死」を正字正仮名で「やぶちゃんの電子テクスト:小説・評論・随筆篇」に公開した。僕は、遠い昔、この作品と同じ思いの中で、鎌倉の由比ヶ浜に朝開けまで立ち尽くしたことがあった。だから、これは僕の青春への、確かなオマージュであることを、僕は疑わないのである。残念ながら、僕は死ななかったけれど。これをアップしたのは(既に正字正仮名で公開しているサイトを発見した)、しかし、西尾正「骸骨」の注にリンクさせるためである。ただの私的なノスタルジアばかりでは、ない。
また、『やぶちゃん版「和漢三才図会」電子テクスト化プロジェクト 内容見本』の注の幾つかを補正した。