25年ぶりの塔ヶ岳
風邪で吐く痰に血が混じりながら、『血を吐きながら続けるマラソン』のように登った。最後の登りのウツギの花のある場所に25年前を思い出して、そうだな、あんな時もあったなと、妙に感慨深くなって、しかし、へろへろになって辿りついた塔ヶ岳……3年生の最後の山行なので、是が非でも連れて行きたいと、僕は勝手に思っていたけれど、この最悪の体調の50歳で、バカ尾根(大倉尾根の別称)を往復できた僕は、少しだけ、頑張った気がした。何より、よかったな、ちばちゃん! セッキー! 今日はもう、これ以上に、言うべきことなど、ありはしない。肉体は、限界だ。でも、やるぞ! 魂の伊良子清白!

