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2007/08/25

Do not stand at my grave and weep 原詩

Do not stand at my grave and weep,

I am not there; I do not sleep.

I am a thousand winds that blow,

I am the diamond glints on snow,

I am the sun on ripened grain,

I am the gentle autumn rain.

When you awaken in the morning's hush

I am the swift uplifting rush

Of quiet birds in circling flight.

I am the soft starlight at night.

Do not stand at my grave and cry,

I am not there; I did not die.

僕は献体をするので墓はない 僕は僕を知る そうして 小数の僕を思い出そうとする 残された人々が 哀しむことを繰返すために墓を作ることを無意味であると二年前に実感した 僕は僕が千の風になろうなどという思いを持ってはいない しかし 生き残らねばならない人々自身が 「残る」という絶対の孤独な現実を 確かに引き受けるためには 風に雪に星に鳥に「その人」を感じようとすることは 生きることの必要不可欠な共感なのである 僕は人間は孤独な存在であると自明している が 世界に生きる以上 その孤独を「たった一人でよいから」開示する以外に 生きることは できないのだと自覚している惨めな しかし確かに惨めでありながら確かに僕という存在なのである 最後に 僕は僕が懐古されるに足る人間である等と 微塵も 思っていないのだ 僕は過去の存在者は速やかに人々の記憶から消えてゆくことこそが 素晴らしいと思う人間なのだ 君のように僕は生きないのだ 君と僕は 違うのだ

追伸:この原詩とされるものは幾つかのバージョンがある。以下を参照。 

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