僕の擬古文怪奇談集「淵藪志異」に沖繩物二篇を追加し、その口語原話である「沖繩の怪異」を前二篇の下にリンクで公開。今回の二篇はどちらも実体験者からの僕自身の聴き取りという点で、信憑性が極めて高い。少なくとも、二人の話者は、決して作話している印象はなかった。どちらも僕の好きな話である。
元の修学旅行文集用の「沖繩の怪異」の方は、もうお分かりと思うが、実は怪奇談が主ではなく、最後のまさに現代の奇怪な現実の怪異を言いたかったし、そうして、何より、僕自身を復活させてくれた(しかも結果として僕は置き去りにしてしまった)当時の子らへの感謝の思いをどうしても書かずにはいられなかったのである。
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