芥川龍之介 松江連句 本文訂正及び注追加
「松江一中20期WEB同窓会・別館」を運営されている知人の重要な情報提供によって「やぶちゃん版芥川龍之介句集二 発句拾遺」の「松江連句」に注を追加した。この方(インド哲学を専門とされている)の情報や資料提供及びその考察は誠にスリリングで、頂くと、すぐにでもアップしたくなる魅力が一杯! 今回も、「灘門」について非常に詳しいお話を頂いたのだが、本件につては、もう少し現地情報を手に入れてからという兄(彼は私よりも年上である)の忠告も破って、載せてしまった。「松江連句」の存在は新全集以降の新しいもの。僕はこの兄との二人三脚の注(いや、2/3は兄のパワーで引っ張られていると言ってよい)、胸を張って『芥川龍之介「松江連句」注釈』と自負するものである。
*
本文校訂を行っていなかったため、急遽行ったところ、お恥ずかしいミスを発見した。既に修正済みであるが、以下に記して御寛恕を願いたい。
〔○〕 蕨など燒く直山の烽火かな 井
×煙→○烽
〔駄〕 唐革の鎧縅すや冬ごもり 阿
×草→○革 ×滅→○縅
〔駄〕 鷄小屋の蓆圍ひや枇杷の花 井
×薦→○蓆