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2007/08/27

柴田昌平「ひめゆり」についての追記1 

上映後、柴田昌平氏の挨拶あった。その中で僕の感じたことを語りたい。

彼が元務めていたNHKにこの映画の製作を持ちかけた。

ソノヨウナモノヲ作ル予定ハ今ノトコロアリマセン

きっと多くの人は思うだろう。このような証言ドキュメンタリーなんて、とっくにいくらでも、あるだろうと。

しかし、彼が創らねばならないと思ったのは

それが ない という意外な事実

なのだ。彼が実に十数年をかけて(彼はまさに30代のすべてをこの撮影にかけた)この映像を撮らなかったら、と僕は考える。

彼はひめゆりの「死んだそして今も生き残されている少女たち」と「今しかないこの瞬間」に確かな交感をした稀有な映像作家なのだ

ということに僕らは驚懼せねばならない。何もせずに何もかも忘れて「最早戦後ではない」という言葉に自身を麻痺させてきた僕らは。

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