我墓が前に立つ勿れ 泣く勿れ
我墓が前に立つ勿れ 泣く勿れ
我 其處に在らず 我 其處に眠らざる――
我は
吹き拔くる千の風
雪片の金剛石の輝ける
豐かなる穗りに灌(そそ)ぐ影
秋雨(あきさめ)のあはれなる――
閑もれる朝まだき汝(な)れの目覺めに
弧畫きつゝ飛び亙る鳥の翔ける氣圏こそ 我――
我墓が前に立つ勿れ 泣く勿れ
我 其處に在らず 我 其處に眠らざる――
*
無謀絶望暴虎馮河は基より自明。噴飯偏頗半可通の僕の文語訳である。
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我墓が前に立つ勿れ 泣く勿れ
我 其處に在らず 我 其處に眠らざる――
我は
吹き拔くる千の風
雪片の金剛石の輝ける
豐かなる穗りに灌(そそ)ぐ影
秋雨(あきさめ)のあはれなる――
閑もれる朝まだき汝(な)れの目覺めに
弧畫きつゝ飛び亙る鳥の翔ける氣圏こそ 我――
我墓が前に立つ勿れ 泣く勿れ
我 其處に在らず 我 其處に眠らざる――
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無謀絶望暴虎馮河は基より自明。噴飯偏頗半可通の僕の文語訳である。