芥川龍之介 或阿呆の一生 再校訂・補正及び注追記
1時半に目覚めてしまう。だのに、僕にはすることがない――
芥川龍之介「或阿呆の一生」を再校訂・補正し、注を追記した。表記の数箇所の誤植(これはOCRのない時代に完全にタイプしたもの)及び煩わしいルビの一部を削除し、多少の補注を附した。
実際には、全てに亙って本格的な注を附したい欲求にかられたが、それをやると僕が「敗北」しそうで、今回は踏み止まった。「或阿呆の一生」の補注とは、文字通り、『定本 芥川龍之介最終総論』とならざるを得ないからである。