松村みね子 芥川さんの囘想(わたくしのルカ傳)
松村みね子「芥川さんの囘想(わたくしのルカ傳)」を正字正仮名で「やぶちゃんの電子テクスト:小説・評論・随筆篇」に公開した。これを読んでいると、不思議に芥川龍之介が、まさにかの「西方の人」に見えてくるから不思議だ。以上、彼女の「黑猫」と、「五月と六月」、そしてこの「芥川さんの囘想(わたくしのルカ傳)」の三つを、僕は『“越し人”による芥川龍之介三部作』と勝手に呼んでいる。どれも短いながら、芥川龍之介について語った他の人の如何なる文章にも比して、一読、忘れ難い光芒を放っていると思う。なお本作については後日、作中のイニシャルの登場人物の同定注記を考えている。
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