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2008/03/31

忘れ得ぬ人々19 久成寺山門青空美術展の子ら

Aozaratennrannkai 昨日の西原のお兄ちゃんのメールの一文にあった

「そしてお寺の山門で開いた展覧会の情景を思い出します。
自分もそんな時代があったのだと。」

――僕はこの写真が大好きだ。「忘れ得ぬ人々」と言いながら、僕はこの写真を撮られた時のことを、全く覚えていない。もう結核性カリエスに罹患していた。画面の左の方に、父と一緒にいるのが僕である。病みががった呆けた表情をしている。しかし、そんなことは、どうでもいい。

左端の如何にもいい笑顔の好々爺は、この寺、日蓮宗久成寺の当時の住職である。この寺の門前に、何棟もの長屋があった。

その長屋の子どもたちは、みんな日曜になると道を挟んだ向かいの山の上にぽつんと建つ我が家にやってきた。父が無償で絵を教えていた。その画題の一つには、悪戯をする僕の姿もあったに違いない――そうして僕の父は、彼らにとって、真に「最初の教師」であったのかも知れない――

この子どもたちの、生き生きとした表情を味わいたい。昭和の、あの貧しかった時代(映画の台詞じゃあなく)、しかし確かに心だけは豊かだったってことが、この笑顔から伝わってくるではないか――

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