老魄述懐
世の中には偉そうな奴に限って
自分が恐れることは誰もが恐れ
自分が快感と感じることは誰もが快感だと感じ
脅迫を叱咤と取り違え
権威を絶対だと錯誤する蛆奴共が
五月蠅いほどいやがる――だから 言ってやろう
俺はお前のように怖がらないし
俺はお前のようにイカないし
俺はお前の声よりドスもきかせられるし吝嗇臭えテメエの面より数倍悪党面も出来るんだぜ? へッ!
権威の蛆はいつでもあの全き白き小林脳行煙出しネオ片脳油でイッパツだ!
おまえが「正しい」と思うなら 「悪党の」俺と正面から向かうがいい
俺はいつでも お前に言ってやる――
「いざ! うれ! おのれら、死出の山の伴せよ!」
*
やぶちゃん注①:これを公権力が不穏なるブログ書き込みの一つとして選び出してブラックリストに載せていたとしたら、僕はその係りの人に古典の成績評定で「5」を上げることに吝かではない(但し10段階でだ)。
やぶちゃん注②:この「お前」が誰を指すかについて、ある読者は鮮やかにある特定個人をイメージするかも知れぬ。それが正しいかどうかは微妙に留保しておこう。若し、その人物が本当に救いようがないほどに斯くの如きバカであるならば、僕はそいつととっくに壇の浦に飛び込んでいるであろうから。いっかなバカでも、いや、バカだからこそバカな僕なんかと金輪際、死にたくはあるまいから――
やぶちゃん注③:それにしても僕は無駄なき台詞とその「海へつつ」っと消えてゆく能登守教経が大好き 非力でデブデブの僕でも、演じてみたい役だなあ、彼って
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